「でも……まあ考える時間があっていいのかもしれない」
心の整理がまだついていないから。
周りに見せない素の私と周りに見せつける様にして素を見せない偽りの私。
世界はこんなに広いのに、私は何うじうじしているんだろう。
結局私が恐がりなだけ。
世界は変わらず動いていて、お婆ちゃんの罪も私には関係ない。
だけどその後ろにある何かに私は恐怖を覚えるのだ。
世界の闇。
夏目が隠しているのも、それなのかもしれない。
私は逃げて逃げて逃げまくって今ここにいる。
闇は私を見つけて喰らおうとしている。
私は何もしてないのに。
世界は私を攻撃する。
エレナの孫として……白髪の創世者として。
私が作った訳じゃないのよ、私が………。
私はひとりぼっちだった。
だから遥がいて、叔父さんがいて、リンがいて………しゃくだけど夏目がいる今が一番心地良い時だと思う。
ねえ、誰かを求めるのは悪い事?
だから私は黒服達が彼女達に干渉するのは絶対ゴメンだ。
夏目のことは一応信頼してあげる。
朝の一件もあったし、何より私の能力を知っていて手をさしのべてくれたのは、彼を含めてたった2人だったから。
婚約者ってのは納得いかないけど。
恋人から始めようよ、せめてさ。