粽太一。
私の唯一の同中にして、元彼氏(1日で別れたけど)の生徒会委員。
金髪に服がだらしなく着崩されている。
黒板をチョークでコツコツ叩く姿はヤンキーそのものだが、根は真面目。
影響を与えたのは彼の妹だったりする。
そんな気がする。
今はのぎせん一筋で、ことあるごとに彼女を助けようとするバカだ。
「のぎせんの邪魔をすると俺が許さん」
「お前の許しなんか請うつもりは無いね。
てか、一体何の話してるのよ?」
その問いに、粽はニヤリと笑みを浮かべた。
「決まっているだろ。
運動会の話だ」
「……………は?」
とりあえず、のぎせんの言葉は一旦は放置しよう。
もう一度言う。
「は?」
クラスの皆も唖然としている。
生徒会委員として全く活躍してないのにどや顔はヤメロ。
「ちょっと!言ってなかったよね!?」
「生徒会委員ちゃんとしろー!」
クラス内にヤジが飛ぶ。
普段動かなかったツケが今来たね。
バカめ。
「聞こえてるぞ、青島」
「聞こえるように言ったのよ、粽」
鼻を鳴らし、挑発的に言う。
こいつはこいつで面白くていい。