black board -24ページ目

black board

不定期に小説を書きます

 


「わっかりました!隊長!
私めが浅はかでした!」

「分かればよろしい」

谷口さんが敬礼をしたのを皮切りに、クラスの全員が質問し始めた。

去年と似たような事をするのに、どうしてそんなに質問が出るのかな。

去年見てない人とかいるのか。

まあ一年だし、ギリギリで進路決めた人には分からないだろうね。

それにしてもリレーか………。

一人で暴走しちゃいそうで怖いな。

「リレーの他に何か出るの?」

「ん?……どわっ!な、夏目?」

頭の中でうん……体育祭のシミュレーションをしていた所に声をかけられ、慌ててそちらを向く。

夏目は私の席の隣で立っていて、私の顔を覗き込んでいた。

「正解だよ。
何か元気無いけど……粽くんのせい?」

「べ、別に粽のせいじゃないよ。
寧ろ気力に溢れているし。
ちょっと考え事してただけ」

「ふーん………そっか。
で、リレー出るの?」

「ふっふっふ。
自称陸上の神様にとって、指名されること以上に嬉しい事はないんだよ!
やってやろうじゃない。
100mも1000mもリレーも全部私が取るんだー!」

「よく言ったな、青島」

「私、やってやんよ!」

「……………青島ってもしかして天の邪鬼?」

そんな声が聞こえたが、気にしない。

き、気にしないんだから!