「俺がお前に嘘をついて何になる。
本当の事だ」
「ふーん。
妹は何歳なの?」
「5年だ」
「…………え、まさか双子?」
「違う。
俺が4月で妹が2月だ」
「ああなるほど。
漫画とかによくあるけど、まさか現実でもあるとか」
「ちなみに、俺には兄が二人、姉が一人、弟が三人いる。
弟の方は三つ子だ」
何やら自慢げに話してきた。
ムカつくけど、彼はどうやら私に対する不信感をある程度緩和させたみたい。
結構可愛い奴なのね。
「誰が可愛いって?」
「へ?」
隣を見ると、不機嫌そうな顔でこちらを見ていた。
何故?why?
口に出したっけ。
「口に出さなくても分かる。
俺はこの世界での多数派だからな」
「多数派ー?」
私は必死に頭を巡らす。
多数派って言っても、結構種類あるんだよね。
ポピュラーな能力って漫画とかアニメとかに使われるだけあって、イメージしやすいとかなんとか。
何故その能力を授かるかはまだ研究らしい。
「マジで分からないのか?」
呆れたように尋ねた。
失礼な!私の心でも読んで……読んで?