43 | black board

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不定期に小説を書きます

 


だって鍵持ってきているし。

ほら………ってあれ?

バックの中を必死で探すが、見つからない。

え、野宿決定?

「………事情を話せばアイツも分かってくれるだろう。
あまりアイツに迷惑かけるなよ」

私の必死さに呆れたのか、彼は渋々了承した。

よっしゃ、私ついてる!

ところで私、普通に話せてるよね。

引きこもり脱初日は絶対喋れないと思っていたのに。
彼のおかげかな。

「おい、置いて行くぞ」

見ると、彼は自転車を押しながら数メートル先を歩いていた。

慌てて自転車を押して、彼の後を追いかける。

「あれか、アナタはツンデレ?」

「何でそうなる」

「だってそうじゃないの。
了承しておきながら、先行っちゃうなんてツンに他ならないよ」

「ふざけた事ならずっと言っていろ。
置いて行くがな」

「何となくごめんなさい。
あ、そうだ。自己紹介忘れてた。
私の名前は青島瑞希。
まだ小学5年だよ」

「奇遇だな。
俺も5年だ」

「え、嘘だー。
中学生じゃないの?」

その時の彼の身長は160cmを超えていたらしい。

後から伸びなくなったらしいけど、あの時は、私にはとても大きく見えていたのだ。

私の身長が低かったのもあるけど。