31 | black board

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不定期に小説を書きます

 


「そういう問題じゃないでしょう?」

「そういう問題だ」

……………ああはい。

やればいいんだろやれば。

私が嘆息するのと同時に、粽は言葉を続ける。

一度話し始めたら止まらないのが彼の性格。

「大体お前らが手を抜いたら怒るのは三年生だ。
俺は一切関係ない。お前らの責任だ。
怒られれば分かるだろ。
いかに自分が愚かであったかを。
じゃあお前ら、何か質問はあるか?
俺が知っている事は答えられるぞ。
知らなかったら後でのぎせんに聞いてくれ」

その言葉にいち早く反応するのは、このクラスのトラブルメイカー、高木志道だ。

ムードメイカーでは無いのであしからず。

「タイチー、お前は怒られねえのー?」

「生徒会委員だからな。
やる事が沢山あって、こちらには手をつけられないんだ。
そこはちゃんと了承されている」

流石、近い未来生徒会長になる男。

抜け目ないなー。

のぎせんに関する事以外はね。

「粽くん!明日のおやつは何円までですか?」

大きく手を挙げ、堂々と言ったのは、私の後ろの席の谷口恵美。

常時何かを食べているけど、それでも太らないという体質の持ち主で、あだ名はブラックホールだ。

彼女自身はそのあだ名に関して満更でもないらしい。

「明日はお菓子、ゲームは持ち込み禁止だ。
少しでも隙を見せるとやられるぞ!
万全の体制で臨め!」