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結局の所、私は自分中心で生きている。
誰もがそうだろう。
他人に譲る人なんて一握りもいるかな。
上辺だけで譲っても頭の中では何を考えているか分からない。
もし、自分に他人と違う力があって、それで他人を自ら進んで救おうとするのは果たして賢明な判断か。
私の答えは否。
余計なお世話だったりしたら、助けても意味ないじゃない。
それに、最悪の結果になるかもしれない。
是という人がいたら私に言って欲しい。
朝まで討論しようじゃないか。
「って………誰に言っているんだろう。私」
はあ、とため息をつき、珍しく自動販売機で買った紙パックのジュースにストローを差し込む。
私が今いるのは屋上。
普段鍵がかかっているが、私程の技量があれば楽勝だ。
決して壊した訳ではない。
ヘアピンでちょっと……ね。
周りに誰もいない中、蒸し暑い風に身を任せ、制服がパタパタと動く。
しかし遥遅いなー。
大事なことがあるのに。
その時、ドアが開き、誰かが入ってくるのが見えた。
遥ではない?