傲慢なむなしい老人 | もうひとりのあなた

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忙しく働く日々の中で失った「自分らしさ」を見つけようとしている日記

毒親を持つ私の友達が、私の薦めたブッタの「真理のことば」を両親に贈ったそうです。
毒親とは、(私の理解では)自分と子供の人格を分離できず、子供の人格を踏みにじる親です。


友達が「読んでどうだった?」と聞いたところ、父親は
「小さい頃から仏教に慣れ親しんでいるので、教わることはない。充分知っている」
と答えたそうですあせる
ひゃ~、出た!! 傲慢な態度。
でもおじさん、ブッタさんはこう言っていますよ。

ためになることをいくらたくさん語っていても、それを実践しなければ怠け者である。それはたとえば牛飼いが他人の牛の数を勘定しているようなものだ。そういう者は、修行者とは言えない。

大事なのは、知識ではなく実践。
知っているで終わっているおじさんは、自ら未熟者と言っているようなもの。
それが分からず、恥じることもなく堂々と主張しているところが「無明」なのだ。
(「無明」とは、「智慧がない=愚か」のことです。)

恥じなくてもよいことを恥じ、恥じなければならないことを恥じない。そういう者たちは、誤った見解を抱いたまま、悪い場所へと生まれ変わっていく。

だから、おじさんには「真理のことば」が必要なのにね。
傲慢な人間は、せっかくの成長のチャンスをみすみす逃す。
人生はいくつになっても勉強して成長しなければならないのに。

頭髪が白くなることで長老になるのではない。ただ年をとっただけの人は「むなしい老人」と言われる。

私も、むなしい老人にならないよう、いい本読んで、しっかり考えないと。
しかし、このような親に育てられながら、友達はよくちゃんと育ったものだ。
親の育て方も大事だけれど、大きくなってからの本人の努力はもっと大事なのね。


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