『粛正の扉から4』
2001/1/6
君の中で いったいどれだけの葛藤があったのだろう
(もう会わないほうがいいのかも知れない)
そんないきなりのメール…
(昨日お互いに好きだって言ったよね? 君はそれでいいんだ?)
(だって ふたりとも家庭があるし…)
(それは初めから解ってた事でしょ? それでも好きだって言ったんじゃないの?)
(後4・5日… そう 10日の日まで時間をください
それまでに ちゃんと気持ちの整理をつけます)
ん…
(俺には 君を縛り付けられるものなんてひとつもないんだから… 待ってる
よ)
これ程涙を流したのは いったい何時以来なのだろう
怒り以外の感情に ここ迄自分を見失うなんて…
こんなにも… 誰かを好きに…
ふと意識が戻るたび 君宛てのメールをうってる自分がいる事が
情けなく思えてしまうんだ
待ってるって言ってしまったから 送れるはずもないのにね
君が決めた事 君が決める事…
年上としての引け目だけじゃなく 抑圧された中で生きてきた俺の
それが細やかで無意味な 優しさ…
今のこの気持ち… 今を残しておけるならそれでいい
そんなふうに考えていたんだ
10日の日を待たず 君からメールが届いたのは二日後の事
『逢いたい 何も手に付かない 涙が零れて止まらない 自分から言いだしたことなのに…』
俺の 送るはずなかったメールと何ら変わりのない その気持ち…
『君が答えを出すと言った10日 その日に逢おうか…』
『ありがとう じゃあこの前の公園で…』
君とのそんな約束の中 俺のホームページに
7日付けの 君の書き込みがあるのを見つけたんだ
『あいたい 顔が見たい 抱き締めてほしい りゅうき…』
俺達 ふたりは…