『幻影』 | another☆quality

『幻影』


石畳の街路樹
艶やかに君を包み込んでいた
紅と碧のコントラスト

君がそこにいるだけで
すべてを許してしまいそうになるんだ

僕がいつも祈り続けた ふたりきりの夜
僕があの日恐れた ふたりぼっちの日々

それでも 君が笑うたびに弾けた心の傷跡

金色に降り注ぐその雨に
何もかも 洗い流されてしまいますよう

僕の願い事が叶わないなら
それが ふたりの始まり

この石畳も 街路樹も
やがて銀色の冬に融けていくから
君の幻影さえありのままに
受け止められるかも知れないね