声が聞きたくて理由をつけては電話をしたの


番号だけを呼び出して 何度も消してはコールさせるまでいつもいつも10分は考えてる


つながったらそっけなく挨拶


君じゃなくてもよかったんだけど・・・なんて前置きしながら


恥ずかしいくらい笑顔で話して、大きな声で喋ってるのに


電話越しの君の声が妙に優しいからドキドキするんだ


電話越しに君の声を聞いてるから会いたくなるんだ


だから、会いに行く理由を今度は探さなくっちゃ


別に君に会いにきたわけじゃないんだけど・・・なんて言いながら




『恋してる』


なんて恥ずかしくて言えないけど


でも、これが恋なんだって気付いてる


何気なく君の肩に手が触れた


顔が見れないくらいハッピーな気持ちになるんだって


思いっきり叫びたい


声が聞けたら、君に会えたら、手が繋げたら・・・


欲張りなパワーが増えていく


ねぇ、早く好きになってよ


意気地なしの恋心


ねぇ、早くあまのじゃくの蜂蜜で君を独り占めにしたいんだ。



 これを恋だと気がついたのは

君にであって3年も経ってからだった


毎日の会話、毎日のおはよう、毎日のさよなら

君とボクの毎日があまりにも当たり前の風景


退屈だといって呼び出した真夜中のファミレス

雨の中自転車で駅まで走って風邪をひいたボクにくれたオレンジののどアメ

コンビにで食べたソーダアイス


最後になって分かったんだ

ボクの思い出の中に全て君がいることが

この道を通るたびに、この場所に来るたびに全部全部君がいる


あの日軽く手を振って君を見送ったボク

笑顔で「さよなら」を告げた君



いなくなる事を知ってたのに気がつかなかった幼い自分

明日君に会えない

明後日も君に会えない

会える保証なんて何処にもなくなった・・・・

側にいることが当たり前なんてなんで思ったりしたんだろう



そうして思い知るのは切り抜かれた君の居場所の大切さ


「さよなら」から始まる恋をボクは君とはじめよう


ボクの中で君のために咲いた花

ずっとずっと大切に育てていたんだと、キレイに咲いた花を

ボクは君に送るから。