あたしのオタクとキチガイの酒 | オカマな毎日

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小声で教えてあげる。

「オタク」って,どこにでもいるし,
ここ10年くらいで市民権を得てきた感もある。
でも,大抵は常識に欠けるし,いわゆる紙一重系である場合が多いし,
そうでなくても,あたしのように,自分だけはまともと思いながらも,
ふとしたはずみであっちに行ってしまいかねない,
そんな危うさを抱えた存在だという自覚は,少なくとも持つべきだ。
せっかくの酒の会で,そんなことを思わせる「オタク」を見かけた。

酒の「オタク」は,何をしでかすかというと,
会が終盤に差しかかったとはいえ,皆が注ぎに行ってる酒から,
ラベルを引っぺがし,持ち帰る。ま,窃盗だ。
おかげで,自分の呑んでる酒の中身を確認できなくなる。あたしも実際戸惑った。
実は気づいてなかったンだけど,その窃盗犯,
あたしの席のそばに居たのだ。なにやらもめてるンで眺めていると,
窃盗を見かねた男がオタクを問い詰めてるようだ。でも,
オタクなオヤジは全然平気。
「返せ」と責められても「関係ない」。
恥じるそぶりも見せず,ついには逆切れ。
あたしは,一気に酔いが覚める。

こういう話をすると,まず間違いなく,
オタクとキチガイは関係ないという反論が聞こえてくる。
証拠にもとづかない悪意に満ちた憶測だと言いつのる。
「キモイ」と言われる理由を想像できないってのは,
オメデタイことではある (^。^)y-.。o○