アバズレゴキブリ不倫保育士ゆうこに脳みそをかき回された夫。

二人のラブラブラインは、夫がいかにゆうこに好かれたくてあんなクソ女に合わせようとしているか、よく分かった。


クソ女が「お祭りが好き」と言えば、「俺も好き」。

クソ女が「雑貨が好き」と言えば、「俺も好き」。

全部ウソだ。

私は夫に言った。
「おいおい!!お祭りが好きなのは私だよね?
お前、いつから祭り好きになった?
お祭りに誘うのはいつも私の方だよね?
雑貨が好きだぁ?
雑貨が好きなのも私だよね?
お前から雑貨屋へ行きたいって言ったこと、一度でもあったか?」

夫はうつむいてボソッと、
「ない……。」

呆れながら私が言う。
「あんたさ、どれだけ女に合わせたかったの?」

夫は首を横に振って
「全然そんなつもりはなかった……。
自分でも本当に意味が分からない。」

不倫てすげーな。
ウソだらけ。
家族のみならず、不倫相手にも平気でウソをつくのだ。
騙している者同士が、お互いを「いい人」だと褒め合っているのだから、バカとしか言いようがない。