発覚から2日後は日曜日だった。

朝から復元されたラブラブラインを読み、私は大暴れした。

後に詳しく書くが、重度の知的障害があり、体の弱い二番目の子を蔑ろにするような事実に出くわしたのだ。

泣き叫んで大暴れする私に、夫は泣きながら土下座して謝ったが、〈誰が許すか!!〉


「お前らは、枯れて腐った花の中にいることに気付かずに、キレイなお花畑にでもいるつもりでいたんだよ、このバカども!!

私や子ども達を沼に沈め、お前達は抱き合いながら、沼から必死で手を伸ばし頭を出そうとしている私達を、二人で踏みつけ続けた!!

私だけじゃなく、子ども達まで蔑ろにして傷付けたことは、絶対に絶対に許さない!!」


そしてこの日から、《ラインを読んでクソ女の意図を説明する》ことを始めた。

如何にクソ女がクソなのか、クソ女が放っているラインの文言の意図を、一つ一つ説明することにしたのだ。

(ただ、あまりにもショックな言葉が並ぶので、一気に沢山は無理。

ランダムに1〜2枚抜き取ったものを解説するというやり方だった。)


その日夫は久しぶりに子ども達と向き合った。

「こんなに成長してたんだ」と何度も気付かされたようで、その度に涙を流した。

そしてこう言った。

「こんなに泣いたのは人生で初めてかもしれない」。


そしてこの日、私は夫にこう言われた。

クソ女とやり取りしていた最中は、私のことを「どうでもいい。邪魔。存在がない感じがしていた」。


私がずっと感じていた《女がいる》という勘が、改めて証明された。