ギリシャで同性婚が認められたというニュースを知りました。



ゲイの自分は、国が同性婚を認めるということに関しては、同性愛を受け入れてくれたように思えて、とても嬉しく思います。


今からお話させていただくことは、あくまでも自分自身の考えなので「ゲイの人でもいろんな考えの人がいるよね。」と思っていただければ幸いです。


自分は男性で、男性が好きだと自覚した頃は、まだまだ同性愛者に対して偏見、差別がすごくある時代だったと思っています。

自分は同性愛、同性婚が受け入れられるようになっていったスピードは、携帯電話が進化していったスピードに似ているなと思っていて、ガラケーからスマホが普及していったように、テレビでもおネエキャラの芸能人が活躍するようになったりしました。

ただ、その頃は自分も、まさか男同士で結婚できる日が来るなんて思いもしなかったですから「自分はゲイなんだから、結婚なんてできないし、当然子供だってできるわけがない。」と諦めざるを得なかったです。自分と同じくらいの年代のゲイの人たちも、自分と同じように諦めた人が本当にたくさんいます。


今は男同士でも結婚できて、子供を育てることだってできる国があります。

ただ「自分も結婚したい」と思うことはないです。少し時間がかかりましたが、自分は同性愛者で、結婚も、子供を持つこともないと20歳の頃には完全に諦めがついていて、そこに突然「いや男同士でも結婚できますよ。」となっても、同性愛が受け入れられるのは嬉しい反面「何を今さら」と何にも感じなくなっていました。


自分以外の同性愛者の人たちのことを考えると「おめでとう。これで愛する人と結婚できるよ。」と嬉しい気持ちにはなりますが、もし「じゃああなたは?あなたは結婚したくないの?」と問われたら「いや自分は完全に諦めがついたのに、今さらそんなこと言われても何にも感じないよ。」というような気持ちです。

同性婚が認められたからといって、みんながみんな結婚したいわけではない。それは異性愛も同性愛も関係ないですよね。


それでも、相手が異性でも、同性同士でも「自分はこの人と結婚したい。」と心から思える人と出会えるということは本当に本当に素敵なことです。


最後まで読んでくださって、ありがとうございました。