初めて吐いた日のことは、

正直はっきりとは覚えていない。


何かで見た覚えがあり、喉の奥に指を入れてみた。

思うようには吐けない。

声が漏れる。涙で視界がかすんだ。

どのくらいの間トイレにいたのだろう。

何度も繰り返すうちに、

少しずつ便器の中に汚物は増えていった。


それから、私の思考の中に

「吐けばいい」という考えが生まれ始める。

慣れというのは恐ろしいもので

徐々に罪悪感は薄れ、嘔吐はむしろ上達していった。


私は食べながらこんなことを考えるようになる。


これはカロリーが高いから吐こうか

これは吐かなくてもいいな


まだ、たまに嘔吐する程度だったころの私。

でも、これが悪夢の始まりだった。

小学生の時はどれだけ食べても全く太らなくて、

いつもすらりとしていた私。

中学生になると身長は160センチで落ち着いて、

でも体重はじわじわと増えていった。

そして中学2年の時に、

初めて身体測定で50キロの文字を見たのである。

そのときの衝撃は忘れられない。

私にとって50キロというのは、

大きな一線を越えてしまったと

愕然とする数字だった。

160センチ、50キロというのは、

決して太っているとは言わない体型である。

あくまで標準。

中学生女子の、少し体が丸みを帯びる時期には、

当然すぎる体型だった。

でも、私は許せなかったのだ。

自分は、

普通よりも細くなくてはならないという思いこみがあった。


体重はなかなか減ることはなかった。

家で食事を残すことは、両親が許さなかった。

私は給食をほとんど食べなくなった。

しかし、体重は思うように減らない。


吐いてしまえばいいのではないか


そう思いついたのを覚えている。

食べる量を減らせないのなら、

食べたものを出してしまえばいい。

とても、単純なことだった。


華です。

過食嘔吐を克服してもうすぐ2年になります。

14歳の時に始まってから、

ずっと暗いトンネルの中を歩いているような感じでした。

自分には生きている資格がないと思ってきました。

食べ物を粗末にする、最低な人間だと。

家族にも言えずに苦しんだ数年間。

今振り返っても、本当に苦しかった…。

私と同じように苦しんでいる摂食障害の方に、

少しでも希望を与えられるように、ブログを始めました。

長い時間がかかるけれど、摂食障害は治ります。