元々心配性で優しい父と母は、
病院に連れて行ったり、食事の時に声をかけたり
一生懸命治そうとしてくれているようだった。
しかし私にはすべてが重荷に感じられるのである。
重荷はやがて、怒りに変わっていく。
気づけば、自分自身への怒りも病気への怒りも
すべて両親に向けられていた。
腫れ物に触るような態度、
食べ過ぎなんじゃない、と心配そうな顔
トイレの外にある母親の気配…
すべてが私の神経を逆なでした。
両親への暴言を吐き、物や壁に当たり散らす私を
二人はただ悲しそうに見るだけで、何も言わない。
そのことがさらに私を怒らせるのだった。
この頃は体力も落ちて
中学3年の時には週に1日程度欠席していた。
しかし、成績は良かった。
完璧主義の私は、勉強が生き甲斐だったのである。
部活を引退し、2学期になると、
相変わらず過食嘔吐は続いているものの
少しずつ精神状態が落ち着いてくる。
両親への態度も改善し、
受験勉強に熱中するようになった。