中学校2年の冬から、本格的な過食嘔吐期となる。
この後22歳まで、実に8年間もの間、
私は摂食障害と闘っていくことになる。
最初の頃には、食べること、吐くことの快感に浸り
異常な高揚感で、むしろ体調は良いくらいであった。
しかし中学3年の春頃には、
コントロールできない自分の衝動に恐ろしさを覚え、
疲労を感じ始める。
大量に食べ、吐くことが日課になり、
嘔吐はかなり上達していた。
指など必要なく、思い通りに吐くことができた。
しかし、まれに上手く吐けないことがあった。
内臓筋が筋肉痛でも起こしているかのように痛む場合や
クッキーなど水分の少ないものを大量に食べた場合などである。
このようなとき、私は焦った。
とにかく常識では考えられない量が胃に入っているのだ。
ものすごいカロリーなのだ。
これらが吸収されたらと考えるだけでも恐ろしかった。
私はパニックになり、
吸収される前に少しでも吐こうと必死になる。
トイレの手洗い場の水を飲み、吐く。
腹を押し、喉の奥に手を入れ、声が漏れようが気にせず吐く。
数時間もトイレにこもることもあった。
このようなことを繰り返すうち、
過食嘔吐への衝動が手に負えなくなっていく。
食物への異常な関心、そして過食、嘔吐。
嘔吐が終わると達成感があるが、
その後無気力になり、罪悪感に襲われた。
心が不安定になり、
自分は死んだ方が良いのではないかと考え始める。