久しく見ることのなかった君のゆめ。
ベッドの中、気が付くと遠い昔に見慣れた君の部屋の天井。
体を起こすと、やはり見慣れた部屋が広がっている。
その奥で君はコーヒーを沸かしていた。
手には、君の家に置いていった僕のマグカップ。
僕が起きたことにきづいたのか、
”早くおいで”と君は笑いながら近づいてきた。
足元には黒い影。
君が知らないはずの、黒い僕の猫。
ニャーと君の足にじゃれついている。
君に手をひかれるまま、ベッドを抜け出した僕。
部屋を出ると・・・
子供が二人、朝食を前に座っている。
パパ早く!
!!!???
いつのまにか、僕は君と結婚してありふれた家庭を作っている。
僕の黒猫が鳴いた。
そんなところで目が覚めた。
目を開けると、いつもの僕の部屋の天井。
僕はまだ、君のことを忘れられない。
