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あたしは、彼が大好きだった。

だから、今だって大好きで。


忘れたいカラ、ストレートだった髪はパーマをかけた。
ダイエットをした。
洋服もちょっと派手にした。
アイメイクをきつくした。
タバコを始めた。
男の子と会うことを拒まなくした。


・・・彼の知らないあたしになりたかった。

でも、あたしは彼を知ってるから。

そんなの、意味がないんだよね。。。

どこかですれ違った時、彼は振り向かないけど、あたしは振り向く。




だけど、、大好きって気持ちはなくならなくて。

神様が見ていてくれていたなら、きっと・・・

ほんのちょっぴり傷ついたあたしへのご褒美だったんだろぉね。




先週、大好きだったひろくんに・・・会えました。

って言っても、確信はないんだけどね。



あたしの会社へ荷物を届けてくれる、ヤマト運輸さん。
・・・もしかして、あの日は彼が来たのかもしれない。
ヤマトさんに就職したのかは聞いてない・・・でも、毎日トラックに乗ってるって言ってた。
あたしの会社にも荷物を届けてるって言ってた。


彼の住んでるトコロは、ココじゃないから。
きっとあたしの病んだ心が幻覚を見ただけかも知れないけど。


『あれ?』って思って、パニックになって、一度売り場に戻った。
で、どぉしても気になったからもぉ一度荷受けの場所へ行った。
キョロキョロ歩いてたら、目の前にヤマトさんが。


「お疲れ様でーす。」


ヤマトさんの大きな明るい挨拶。

・・・普段なら。

この日の人は、あたしの小さな「お疲れ様です」にも応えてくれなかった。



あたし、本当にパニックになってたから、彼の顔見てたのに、覚えてないよ。



記憶は変わり行くものだから、どぉしようもない。



・・・幸せって、どぉして後になって気づくんだろうね。

その頃感じていた幸せより、何十倍にも大きく感じる。





・・・神様にわがままを言うなら、あと一回だけ。

もぉ一回だけ、あの場所で、あの日と同じシチュエーションで。

   

彼に合わせてください。。。