『淋しがりややもんな?』
えぃちゃんが一昨日の電話でそぉ言った。


きっと、あたしのそんなところに気づいてくれたのは、えぃちゃんが初めてだった。


あたしは、強がって、淋しくても人前では泣きたくなくて。
辛いって言いたくなくて。。。


だから、ひろくんとも逢えなくなってしまったんだね。


今年の夏も秋も冬も、これから先もずっと。
あたしの隣にひろくんはいなくて。
去年も、一昨年も、ひろくんのおかげでステキな夏を迎えられたのに。



やっぱり、辛いことばっかりでも、となりにいてほしかったよ。



どぉして、ひろくんは富山に帰っちゃったの?
どぉして、あのままこっちで就職してくれなかったの?



だけど、離れてから、連絡も絶ってから、今になって気づいたことがあるの。



ひろくんもあたしを大事にしてくれてたよね?
離れ離れになってからじゃ。
今更そんなことに気づいたって、もぉダメかもしれないけど。



知ってる?
あたしがひろくんを思い出すときって、絶対あの夜の駐車場で話したときのコト。
手を伸ばせば触れられる距離にいたのに。
勇気が出せなかったあたしを、許してね。





最近は、夢にも出てこなくなった。
だけど。




あたしは、ひろくんを忘れたくないよ・・・。