つづき
病院に到着
病室には母と兄
「お父さん来たら◯んでた」
泣くでもなく
悲しむでもなく
どこか人ごと
「病院で安置してくれないんだって
どうしたらいいのかねぇ」
えっ!そっち!
私は悲しく悔しかった
どうせ何もできない母と兄
「葬儀屋に手配して家に連れてから
先に帰って片付けして」
そう伝えて2人を帰らせた
葬儀屋に手配をし
到着まで間父との時間
父のからだはまだ暖かかった
苦しかったのだろう
足には縛られたであろう
青あざがあった
顔は穏やかだった
父のからだをさすりながら
ごめんねと何度も繰り返した
葬儀屋到着ご
自宅に搬送してもらい
実家に向かった
実家には弟も来ていて
葬儀屋との話が始まった
父は穏やかな人
仕事を引退し2年経っている
知らせる人も少ない
弟と私は家族葬を希望
ところが母は
どうせお父さんのお金だから
大きな会場で派手にやりたいと
病室でも涙も見せず
葬儀の話でも沈んだ様子もなく
むしろ楽しんでいるようだ
葬儀屋がここは広いと言っても
いや、ここは狭いと言い張る
身内だって少ないのになぜ?
後でわかったが
会場の半分以上は宗教絡みの人
そのための広い会場が必要だった
その後も話は続いたが
母とは噛み合わず
弟に任せて黙っていた
母にとって私は部外者
この家で私の人権は無い
「あんた達花輪出しなさいよ」
で葬儀の打合せは終わった