私は〇〇3世と呼ばれる
宗教一家に生まれた
生まれて直ぐに入信させられた
小さい頃から母に連れられ
活動に参加していた
小学校、中学校、高校
卒業すれば女子部
結婚すれば婦人部
全国どこに行ってもついてきた
母が特に熱心だった
私はヒステリックな母が嫌いだ
私は母のご機嫌を取るため
嫌々活動に参加していた
昼間我が家は活動拠点とされ
多くのおばさんが集まっていた
活動中はこちらの話など聞かない
夜はまた活動に出かける
決まって夕飯はカレーだった
父は仕事人間で帰宅が遅い
兄弟3人で留守番だった
専業主婦の母は
昼も夜も活動に明け暮れていた
それが幸せになる為と信じているから
兄が思春期に不登校
続いて弟が不登校
兄は何とか高校を卒業
予備校に通う為家を出たが
3ヶ月程で精神不安定になり帰省
その後社会復帰を目指すが現在ニート
何年か前に母が何の相談もなく
兄の精神障害者認定を申請
現在、障害年金を受給している
この状況になったことについて
私は母に対して聞いてみた
活動をしていたから
この状況ですんでいるのだ
活動をしていなかったら
もっと悲惨だったに違いない
もっと悲惨な状況とは?
この宗教を信仰している人は
みんなマニュアル通りのことを言う
宗教を否定するつもりは無い
ただ母は間違っていると思う
その後、私も子どものことで
同じ会員との間で揉め事があり
脱会を申し出た
その際娘2人が
入信していることが発覚
本人の意思で決めるように
仮にしておいたはずだが
そんなシステムは無かった
母に騙されたのだった
3人揃って脱会を申請
何度も何度も係の人が来た
母も来た
娘の脱会は許すが
私の脱会は許さない
意味がわからない
脱会するまでに1年かかった
今は幼い頃に刷り込まれた
教えからも組織からも解放された