奇跡の爆弾処理
先生あのね、
飼育小屋の前で変な段ボールを見つけました。
結構大きくてしっかりガムテープで封がしてあるんです。
なんか一人で開けるのが怖かったから
やっちゃんを呼びに行きました。
やっちゃんはそれを見て
って言いました。
二人でしばらく眺めてたんですが、やっちゃんが
って言ったので出来村君を呼びに行きました。
今日はどうしても伝えなければいけない事件が起こりました。
日本のマスコミはおそらくこの大事件を伝えないと思うので、
僕が伝えなければならないと思いました。
このニュース です。
なんと爆発物だと勘違いされた小包から出てきたのが
アンナモノだったらしいです。
そんな馬鹿な!
そんなことが起こっていいのか!!
ありえない!!!
付近一帯を封鎖
大勢の屈強な爆弾処理の特殊部隊、警官隊、救急隊が囲む究極の緊張空間
死を覚悟し、遺書を書いた人もいるでしょう。
すべての人の視線が注がれる中、
志願者一名が一命をかけ、
爆弾処理に向かいます。
生まれたての赤ん坊を取り上げるように慎重に
取り出したものが・・・
こんなことがあっていいのでしょうか、
到底信じられません。
かろうじてできる僕の想像では、
しばらくは静寂に包まれたはずです。
その深海のような静寂の中、
響く意味のわからない音と振動
うぃーんうぃーん
うぃーんうぃーん
うぃーんうぃーん
次はどうなったのでしょう。
予測がつきません。
ありふれているネタでいえば
1.そのまま閉めてしまい無かったことパターン
しかし、こんなリアクションで終わらせるのは
もったいなさすぎます。
2. たらいが落ちてくるパターン
もうごまかすためには、たらいを落とす。
迅速に収束に向かうパターンを使わなければいけません。
しかし、まさか爆発、顔真っ黒パターンは使えません。
3. 目撃者が変わるパターン
最初の目撃者が自分の目を疑い、近くの人に見てみろと無言で言って
次々交代していくパターン
しかし、初めの衝撃の強さを考えると、これもふさわしくありません。
どれもふさわしくありません。
決まりきったパターンなど、この空間には適用不可能です。
僕は一日中このことを考え続けまして、
次のような神々しい瞬間であったと確信しています。
静寂の後、輝く天から7人の笑いの天使が舞い降り、
ラッパが吹かれるたびに大きな笑いが湧き上がり、
歓喜と祝福に満たされます。
ああ、笑いの神よ。
笑いの聖地はスウェーデンの"エーテボリ"に決定致しました。
今度巡礼にいこ
先生あのね、
出来村君に言わせると
飼育小屋前だけに、おそらく段ボールの中は
捨てられた動物であろうと
しかもその動物は危険な動物かもしれない。
過去には様々な飼育放棄の例があり、
などがあるそうです。
おそるおそる やっちゃんがあけました。
何か毛が見えます。
大型の動物のようです。
中からでてきたのは
猫のぬいぐるみでした。
やっちゃん「ぬいぐるみて!」
出来村君「飼育放棄みたいだね」
僕「どうすんの?」
飼育小屋の壁に台を作って、その上に置いておきました。
小屋の元の住人の鶏たちは緊張気味のようです。
飼育小屋の前で変な段ボールを見つけました。
結構大きくてしっかりガムテープで封がしてあるんです。
なんか一人で開けるのが怖かったから
やっちゃんを呼びに行きました。
やっちゃんはそれを見て
「な、なんやこれ、大事件の匂いがぷんぷんやで」
って言いました。
二人でしばらく眺めてたんですが、やっちゃんが
「出、出来村呼んでこよか」
って言ったので出来村君を呼びに行きました。
今日はどうしても伝えなければいけない事件が起こりました。
日本のマスコミはおそらくこの大事件を伝えないと思うので、
僕が伝えなければならないと思いました。
このニュース です。
なんと爆発物だと勘違いされた小包から出てきたのが
アンナモノだったらしいです。
そんな馬鹿な!
そんなことが起こっていいのか!!
ありえない!!!
付近一帯を封鎖
大勢の屈強な爆弾処理の特殊部隊、警官隊、救急隊が囲む究極の緊張空間
死を覚悟し、遺書を書いた人もいるでしょう。
すべての人の視線が注がれる中、
志願者一名が一命をかけ、
爆弾処理に向かいます。
生まれたての赤ん坊を取り上げるように慎重に
取り出したものが・・・
こんなことがあっていいのでしょうか、
到底信じられません。
かろうじてできる僕の想像では、
しばらくは静寂に包まれたはずです。
その深海のような静寂の中、
響く意味のわからない音と振動
うぃーんうぃーん
うぃーんうぃーん
うぃーんうぃーん
この究極の空間
次はどうなったのでしょう。
予測がつきません。
ありふれているネタでいえば
1.そのまま閉めてしまい無かったことパターン
しかし、こんなリアクションで終わらせるのは
もったいなさすぎます。
2. たらいが落ちてくるパターン
もうごまかすためには、たらいを落とす。
迅速に収束に向かうパターンを使わなければいけません。
しかし、まさか爆発、顔真っ黒パターンは使えません。
3. 目撃者が変わるパターン
最初の目撃者が自分の目を疑い、近くの人に見てみろと無言で言って
次々交代していくパターン
しかし、初めの衝撃の強さを考えると、これもふさわしくありません。
どれもふさわしくありません。
決まりきったパターンなど、この空間には適用不可能です。
僕は一日中このことを考え続けまして、
次のような神々しい瞬間であったと確信しています。
静寂の後、輝く天から7人の笑いの天使が舞い降り、
ラッパが吹かれるたびに大きな笑いが湧き上がり、
歓喜と祝福に満たされます。
ああ、笑いの神よ。
関西の皆さん残念です。
今日、本日をもって
笑いの聖地はスウェーデンの"エーテボリ"に決定致しました。
今度巡礼にいこ
先生あのね、
出来村君に言わせると
飼育小屋前だけに、おそらく段ボールの中は
捨てられた動物であろうと
しかもその動物は危険な動物かもしれない。
過去には様々な飼育放棄の例があり、
人食いピラニア
恐竜のようなトカゲ
子供を飲み込みそうな大蛇
などがあるそうです。
おそるおそる やっちゃんがあけました。
何か毛が見えます。
大型の動物のようです。
中からでてきたのは
猫のぬいぐるみでした。
やっちゃん「ぬいぐるみて!」
出来村君「飼育放棄みたいだね」
僕「どうすんの?」
飼育小屋の壁に台を作って、その上に置いておきました。
小屋の元の住人の鶏たちは緊張気味のようです。