Paranoia=妄想症って意味らしい。
え、わたしのことデスか!!!???
ジュニア時代、いろんな妄想してたもんな。
あ、ここで言う妄想は恋愛関係とかじゃなくて、
トラジャにこんなお仕事がくるんじゃないかみたいな。
願望でもあったし、それで気を紛らわしてた部分もあったのかも。
今、大きな仕事がリアルにバンバン決まってるのを、
あの頃の自分に教えてあげたいよ
おっと、また前置きが長くなってしまった。
Road to AのFC盤に収録されている、
しめしずんちゅユニット曲の話です。
良曲揃いのアルバムの中で、特にツボったというか、
本当によくできてるなと日々考えていて、
ちょっとこれでいっこブログ書いてみようかなと思った次第。
ただ、音楽的知識はぺらぺらなので、内容はそれなりです
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まず大前提として、この3人の組み合わせが良い。
のえさんが指名したとのことで、オタク目線だと
のえちゃかと松松じゃない人たちというイメージになりがちだけど()、
ちゃんと個性を持つ3人ってことまで考えてたようで(そりゃそうだ)。
私自身、組み合わせを知ったとき、直感的にこれはいいぞという感覚はあった。
そしてやっぱり、中村海人さんがいるというのがでかい。
Jr.の頃から、カバーする先輩楽曲の選び方のセンスがずば抜けていて、
「よくこんな合うもの見つけてきたね!?」の連続だった。
他のメンバーのチョイスもいいものいっぱいなんだけど、
ちょっと唸っちゃうような、音楽的センスが特に光ってたのがうみくん。
というわけで、期待値アゲアゲだったわけだけど、
イントロで「ハイ、これきた」と。
一発目の音でもう病んでる感出てるし。
その音をベースにうみくん低音ラップで、合間にコーラスかぶせてくるんだけど、
ヘッドフォンで聴くとこれが右と左から交互にくるから、
狂気感が増してなかなかヤバイ気分になる。
からの、シズヤさんハイトーン。
後ろの音の雰囲気も変わって、これがサビになるのかな?
半音が効いててメロディーの耳残りがすごい。
っていうか、地声と裏声の使い分け、吐息を混ぜた歌い方、
自然に出てくるのかボイトレの成果なのかわかんないけど、
語尾を上げて終わるしゃくり(稲葉さんもやるやつ)などなど、
ボーカルテクニックと声質と音域がハマりすぎててちょっとどうにかなりそう
甘くてちょっと鼻にかかる高音が独特の色気を醸し出していて、聴くたびやられる。
そして、アクセントになる「Ah~o!」という合いの手(←言い方)が挟み込まれ、
病み病み感満載の「Tic tic tic Boom!」がしめちゃんの低い声で入ってきて、
「I know It's a Paranoia~」に繋がるってこの流れ、完璧すぎるやろ。
(あ、サビはここかな)
しめしずがオクターブ違いの同じ音でハモってるのもいい。
2番の低音ラップはしめちゃん。低音と言えばのどぼとけ龍也さんですからね。
ここは短くしてすぐにずやパートにいくところもセンス良。
ちょっと食って入るとこも好き。
で、2サビのシズヤさん、力強さも加わって大変なことになってるけど、
これもうみくんのディレクションなのだろうか。
「半端な覚悟じゃなくて~」って歌詞に合った歌い方をと?
・・・天才かよ。
この曲の個人的山場がここなので、聴きすぎて飽きないように、
長く味わえるように、実はあえてあんまり聴かないようにしてる
(気に入ったお菓子とか食べ過ぎて飽きちゃうタイプ)
ライブでもここは特に聴覚にほぼ全集中状態だけど、
シズヤさん、ちゃんと再現できてて感動してしまう泣。
Ah~o→Tic tic tic Boom→I know It's a Paranoia~
を挟んで、またガラッと音の雰囲気変えてくるんだよね。
オーダーしてる方も、作ってる方たちも素晴らしい。
しめしずが交互に、それも言葉を細かく切って歌うというアイデアも、
2人の声の相性がいいからできることだし、単純にすごく面白い。
これもある意味、病んでる感の表現のひとつなんだろか。
しめちゃん、このときは低音じゃなくてやわらかボイスなのも、
3人以上いるみたいな感じになってていいよね。
で、そこからまた病みの世界への戻り方もうまい。
ちょっとさ、構成力ありすぎじゃん?
あらためて聴いても、本当によくできてる。
スピーカーの左右を効果的に使ったり、
ソロパート多めな中に、ハモリやコーラスをいろんな形で取り込んだり、
音の作り方が立体的なのが楽曲として奥行きを感じさせるんだろうな。
あと、歌詞が具体的じゃないのもうますぎる。
うみくんがあえてそういう風にオーダーしたって言ってたけど、
そういうとこだよ、君の才能って。
少し病的な世界観だからこそ表現できるセクシーさが
3人の特徴的な声や歌い方と合ってて魅力になってる。
自分の場合、歌詞より楽曲とか声とか
耳から入る情報の方が比重が大きいので、余計ハマったのかも。
ライブではこれに映像とダンスがつくわけだけど、
正直意識の7割以上を聴くことに使ってるので、そこをあまり語れなくて💦
でも、映像の選び方、切り替え方、パフォーマンスと合わせた演出など、
世界観を視覚でも表現していて、めちゃくちゃクオリティが高いのは覚えてる。
しめちゃんが、キレイなお姉さん風なのにオスみを兼ね備えてるのも。
うみくんはこれからも楽曲制作にじゃんじゃん関わっていってほしい。
豊富なイメージを実現できる環境になってきてると思うし、
プレイヤーとしてもやりたい表現とできることの差が断然縮まってる感。
成長幅で言えば、一番歌唱力上がったのってうみくんじゃないかな。
しめちゃんは、女性性と男性性のバランスを取るのがすごくうまくて、
見た目もそうだし、歌もダンスもすべてにおいてそこを両立してるよね。
そういう特徴がこの曲で生かされてて、
しめちゃんにしかないセクシーになってると思う。
しーくんは、その唯一無二の歌声をどげんかせんといかん笑。
私の思う良さが生きる曲が今のところ限られるのが難しいとこだけど、
もっとたくさんの人に聴いてほしくなっちゃうなあ。
リアコ閑也もいいけど、アーティストShizuも育てようぜ。
せっかくなので、他のユニット曲のことも少し。
Day Offは、最初どう解釈したらいいのかわからなくて、
これはのえちゃかどっちの言葉なのか?とか、これはどういう意味だ?とか。
本人たちが作ってるし、歌詞ありきな曲だと思うので、そこを無視もできず。
ただ、先月めちゃくちゃ仕事が忙しくて気が狂いそうだった金曜日、
「今週もよくがんばったんだし」のとこを延々と脳内リピートしてて笑、
推しに救われてるなと思うなどした。
あと、この曲にあの振付をするちゃかちゃんが実に愉快。
ただ、個人的にはロリデの方が断然好き。Paranoiaにも近い気がする。
Bro:₎は、良く言えばめっちゃ松松らしい、逆に言うと想定内。
でも今回は意外性も新鮮さもいらないんだよね、だって初ユニット曲だもん。
トラジャや松松のことをあまり知らない人に、
すごく絆が深い2人なんだなと知ってもらったり、
ずっと応援してきた人たちも一緒に振り返ったりする、そういう作品。
だから優しくてあったかい時間をただ共有しようという気持ちでいるかな。
いつか、2人の歌唱力の高さが生きる、
音楽性に振り切ったユニット曲もやってくれたらいいな。
そういえば、福岡でENTERの話が出たとか。
あのときって、いろんな組み合わせあったよな。
できるかどうかはわかんないけど、またあんな感じのライブもいいな。