Entertainment | Color Raiz

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Travis Japanへの愛を垂れ流してマス☆

注:JUMPおにいたんの曲の話ではないです笑。

 

 

 

トラジャがいっぱいTVに出させてもらうようになって、

また、トラジャと共演するなどのきっかけで、

今まであまり気に留めていなかったアーティストにも注目するようになって、

エンタメについて考えることが増えました。

一言でエンターテインメントと言っても、その中身は玉石混合。

「楽しませる」という部分は一緒でも、

どういう人たちに向けて、どういう楽しさを提供するかによって、

得るものがずいぶん違うのだなあとあらためて感じています。

誰にでもわかる楽しさは、たくさんの人たちに好まれるので、

数字がほしい側はそこを狙っていくわけですが、

人の心のイヤな部分にフォーカスしたタイプのエンタメも多くあります。

やりすぎでなければ私も楽しめるのですが、気分が悪くなることもあって、

そのへんのバランスは制作側のセンスなのかなと思います。

 

結局のところ、

熱いエンタメを好む人は熱く、

やさしいエンタメを好む人はやさしい。

いやらしいエンタメを好む人はいやらしい。

そういうことなんですかね。

 

私個人としては、過度な演出や脚色のないガチなエンタメが一番好きです。

バラエティ番組でのトークにしろ、ライブパフォーマンスにしろ、

リアルな内面の熱さが感じられるものに惹かれがち。

ただ、なんでも明け透けにみせろということではなくて、

形あるものの中に秘めている心の炎を感じさせてほしいのです。

制作側に対象へのリスペクトと熱意があると、それがダイレクトに伝わってきます。

音楽の日のダンスコラボは、そういう意味でも素晴らしかった。

中居君も言ってたけど、テレビ離れが叫ばれる中、

テレビ業界を何とかしようとしている人たちが

確実にいるんだなというのも感じました。

 

少し前に、フラメンコ仲間でジャニオタでもある友達とも話したのですが、

エンタメ=ジャニーズは世界観を楽しむものだよねと。

人間の核みたいな部分を芸術として昇華するフラメンコとは真逆なのに、

私たちはなんで今ジャニオタしてるんだろうねと笑。

共通してるのは、彼女も私もストーリーのあるアイドルが好きなことで、

キラキラな表舞台の裏にある人生の不条理だったり、

人間臭さみたいなものをパフォーマンスや言動から

感じ取っているんだと思います。

アイドルファンがみんな、見た目とか雰囲気とかキャラだけで

ハマるわけではないということを、

提供する側ももうちょっとわかってくれるといいんですがね。

 

ところで、トラジャのことを少し知る人がよく言う

「かわいそう」「不憫」という言葉が私は好きではありません。

いやいや、勝手に憐れまないでくださいみたいな気持ちになります。

っていうか、華麗にスマートに栄光を掴み取る

サクセスストーリーなんてつまんなくない?

昔読んだ芸能ものの少女漫画、華やかな世界の醜い部分を赤裸々に描いていて、

ドロドロすぎてかなりの衝撃だったけど、物語としては最高でした。

 

トラジャがプライドを持って、真摯にパフォーマンスを届け続けていれば、

その先に絶対あたらしい世界が開けてくる。

実際、彼らはそうやっていろんなものを掴んできた人たちです。

と考えると、こうやってリアルタイムで喜怒哀楽を一緒に味わえるのも、

ひとつのエンタメの形かもしれないな。