こんなに真剣に音楽を聴いたのは久しぶりかもしれない。

お気に入りの曲とそうでもない曲で聴き込み度は違うものの、

それでも一曲ずつちゃんと聴きたいと思わせてくれるアルバムだった。

まあ、ライブに行くからより覚える意欲が高いというのもあるけども(笑)。

 

全体としては、想像していたよりレトロレトロしてないなという印象。

私の場合、80年代はちょうど小学校〜高校時代に当たるのだけど、

前半好んで聴いていたのはアイドルの曲や歌謡曲で、後半はバンド系中心だった。

このアルバムはそのへんのテイストはあまり強くなく、

どちらかというと、私よりもうちょっと上の世代のお兄さんお姉さんたちが

ドライブしながら聴いていたようなオシャレな曲がメイン。

でもそれだけでもなくて、夏っぽさや今っぽさもある。

以下、全然専門的ではないけれど、一曲ずつ感想を書いてみた。

少しでもどこかの誰かのアンテナに引っかかることを願って。

 

 

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1.Forever Gold

リード曲のひとつというだけあって、一番レトロ感が強い。

イントロのシンセの音から気分はもう一気にあの頃へ(笑)。

2番の始まり方、終わり方、ボーカルの裏で流れるシンセや

エレキギターの音色などなど、懐かしくてもうお見事としか😂

青春時代特有のキラキラ感と、アイドルセクゾのキラキラ感が

リンクしててすごく良いんだけど、

同時に決して戻らない時間であることを強烈に訴えてくるので、

明るい曲なのになんかちょっと泣きたくなってしまう。

MVの世界観もあわせて、ひたすらノスタルジック。

 

2.Desideria

ラテンアレンジの夏っぽい曲。ハウスミュージックって

ダンスのハウスと関係性あるのかな。

元々ラテン系音楽好きなのでこの曲もお気に入りなんだけど、

特にCause I’m missing you baby Turn me on〜のパートが最高。

カッコいい。オシャレ。ここくると自然にワクワクしちゃう。

最後ボーカルだけで締めるとことか、あー昔こういうのあったなって感じ。

 

3.THE FINEST

これはですね、若かりし頃に、都会の大人の恋ってこんなかなあって

想像しながら聴いてたタイプの曲ですね。

他の曲同様、レトロ風味はちょいちょい入ってるんだけど、

この時代を問わない圧倒的なかっこ良さはなんなんだろう?

ちょっともう楽曲のクオリティが高すぎて唸るしかない。

でもってこの世界観を歌で表現できるセクゾもすごい。

品の良いアーバンなセクシーさがすごく合うし、

英語と日本語をこんなに違和感なく混ぜて歌えるとかおかしいよ(笑)。

望むまま〜のケンティーの歌い方は玉置浩二さん意識したのだろうか?

ケンティーは他の曲もいろんな歌い方してる気がする。

 

4.夏のハイドレンジア

かのキレのイメージ強し。袖をまくるケンティー、ドキドキしたなあ。

サウンドも今の季節に合ってる。

レトロ風味はあんまり?素朴な雰囲気がちょっとアナログ感あるかなくらい。

 

5.Iris

これは90年代の雰囲気を意識したのかな?

ダヨネーくらいの頃(ラップの感じとか)。

 

6.SUMMER FEVER

こういうの洋楽で聴いてた気がする。

タイトルは知らないけど自然に耳にしてた系の音(笑)。

 

7.Story

嗚呼、夏の夜。夏の海。

こういう世界観の曲多かったよなあ(今もあるのかもだけど)。

前奏のメロディー、電子ピアノの音色。

歌詞もshooting star、starlightなどロマンティック。

 

8.Eliminator 

この感じ聴いたことあるぞと思ったら、作・編曲P3AKさんで、

キンプリの曲いろいろ作ってる人だった。

アングラ感あってストっぽい…というか樹くんぽい(笑)。

オラオラアレンジだけど歌声が甘め。

 

9.Freak your body

ジャニーズこういうの結構あるよね。avexというかMENT感(笑)?

歌詞は情緒を一切排除したフィジカルラブ系なんだけど、

しょりそうの歌パート多めな気がして、

わざとエロくなりすぎないようにしたのかなと思ったり。

(ふまけんだとリアルすぎるから?笑)

 

10.休みの日くらい休ませて

横浜銀蝿とかアラジンみたいなサウンド。レトロ系トンチキ?

相の手入ってたり、間奏前に「ギター!」って言ってギターソロくる感じとか、

楽しいし懐かしいしライブで盛り上がりそう。

 

11.LET’S MUSIC

こんなにど頭からラストまで好きが詰まった曲は

滅多にないと断言できるくらい、私の中では超超神曲。

もしかしたら新旧ジャニーズ曲の中でも一位かもしれない。

シングル買ってから何十回?それ以上かな、聴いてるけど

全然飽きないどころか毎度ブチ上がる(笑)。

MVもコミカルさとカッコ良さとレトロ感、ラテンアメリカ感が詰まってて、

さらにダンスの振付もめちゃくちゃ好み。

もし今80年代だとしたら、レツミュ入れた

アゲアゲ曲ばっかりのカセットテープ作りたい(笑)。

 

12.Summer Ride

いかにもFMで流れてた感じの曲。

歌詞にも出てくる通り、高速をドライブしてるイメージ。

サビのコーラスが、アーティストがあえてそういうアレンジしてるようなクオリティ。

よくある一人の声をサンプリングして重ねて厚みを出すのと同じ効果を4人でやってる?

声質が比較的似ていて、お互い寄せられるからできるんだろうけど、

ジャニーズのユニゾンのレベルではないのでは?

 

13.Dream

「数えきれない合言葉」「君と僕にしかないこの野暮なやりとり」

「僕らのたわいない日々」という歌詞から、

気持ちが通じあってるのに、何かうまくいかない関係性みたいなのを感じる。

思い出すと胸がぎゅっとなるような。。。

ギターの弾き語りで聴いてみたいかも。

 

14.Ringa Ringa Ring

アルバムラストのこちらは、私的レトロ度No.2ソング。

女性コーラス、シュビドゥバみたいな語感、

電話のベルの音を思わせるタイトルなどなど、懐かし要素てんこ盛り。

ただこれはForever Goldと違って、あの頃の気持ちに戻れるタイプのエモさ。

電話というツールが特別だった時代のドキドキ感とかが甦る。

アイドルらしさもあっていい。

 

そして、Ringa Ringa Ringを聴いているうちに、

このアルバムがなんでこんなに刺さるのかわかった。

最近の音楽(特にラブソング)を聴いてもイマイチ心が動かないのは、

結局それが若い人による若い人のためのものだからなんだと思う。

昔、ウイスキーのキャッチコピーであった言葉だけど、

今の自分にとって「恋は遠い日の花火」なので、何を聴いてもリアリティがない。

でもこのアルバムを聴くと、馴染んだ音楽を通じて、

甘酸っぱさやほろ苦さ、未来への希望であふれてたあの頃にタイムスリップできる。

懐メロを好んで聴くのも、聴いているときは当時の自分になれるからなんだけど、

それと同じ効果がザ・ハイライトにはある。

なんて素敵なものを作ってくれたんだセクシーゾーン。

ありがとうセクシーゾーン。これは君たちだから作れた世界観だと思う。

 

 

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以上。

 

 

それにしてもこのアルバム、あまりにも夏のドライブにピッタリすぎる。

ツアー参戦2回のうち1回は実家の近くなので、

セクラバの友達乗せてブッブーする予定なんだけど、

 

「40〜50代のお車に乗る紳士淑女のみなさーん!

こちらドライブにとってもオススメですよー!」

 

・・・ってどこに言えばいいんだろ😂

 

あと、こんなオシャレなノリの曲だらけで、

あのペンライトを振るのかと想像するとなかなか悩む(笑)。

でも、とっても楽しみです😊

 

 

 

↓全曲ちょっとずつ聴けます♪