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Anon.のブログ

いずれ闇に消えるものなら
夢や記憶の欠片を拾い集めて
その色彩をガラス玉にどろりと流して
トンボ玉をいくつもつくろう

夜、電車に乗っていたら、Aという役人が途中駅から乗り込んできた。

新聞雑誌の報道などで私もAの顔と名前は知っている。公卿顔の謀略家である。

Aは泥酔状態で目が据わっていた。

Aはドア付近にゆらゆらと立ちながら、しきりにドアガラスに指をたててSの字を書いていたのだが、不意に通路によろめき出て、シートに座っていた男の前にしゃがみこんだ。

「おい下等国民。おまえなんかいつでも監獄送りにできるんだぞ」

Aは男の両膝を手のひらで交互に叩きながら、絡みつくような口調で繰り返した。

車内に冷ややかな空気が張りつめた。この男の本性はやはりこんなものなのだなと、私は思った。私は殺意を覚えた。

笑い居る政治家たちを見るほどにギュゲスの指環欲しと思ほゆ