本日のイエス・ノー世論回想記事は2009年12月に出題したものからです。
 このトピックは本来ならここで扱うつもりはなかったのですが、思うところあって投下してみます。

【問題】
 
長年の疑問です。
お店などで、大きな声で「いらっしゃい!」と言われるの、どうですか?
 
OKYES:元気がよくて気持ちいい/なんとも思わない
ブーNO :うるさい
 

 先月のこと。女優の石田ゆり子氏が店員の接客について自身の考えをつづったインスタグラムの投稿で多くの批判が殺到したんだとか。
 なんでも、某アパレルショップの店内で販売員から話しかけられたらしい。商品の説明などについて。べつに店員の態度が特別に悪かったとの指摘はなく、おそらくフツーの接客パターンだったのではないかと思われる。
 だが石田氏は「放っておいてほしい」というのが本音だったそうで。これが接客業を暗に批判している、と解釈されたのがマズかったらしい。これについて。
 
 そりゃ販売員にも上手い・下手はあるだろう。このときの販売員は下手な部類だったのかもしれない。もしかしたら今後は上手くなっていく人かもしれないし、そうじゃない人かもしれない。ただ、彼ら彼女らだって必死だ。上から「そうしなさい」という教育を受けているのなら、本当は「もうちょっとこうしたほうがいいんじゃないかな?」と個人で思っていても、なかなかそうはいかない場合だってあろう。
 そんな彼ら彼女らからすれば、客から話しかけられること自体に嫌悪されるとなると、店員としての立場と客が希望するものとの板挟みになった気分になりそうなものだ。親と学校の先生がまるで違う教育を受けた子どもはグレてしまうという、アレと一緒の状況か。いや、一般社会でも複数の指導者から異なる指示を受けるような環境にいたら、その部下は潰れてしまうことがあるそうですしね。
 
 だけどコレ、石田氏はそんなに叩かれなくちゃいけなかったのか?
 
 
 そのうえで、当方は以下のようなことをつぶやいておるのだ。
 どうだ、もっと酷いだろう。石田氏は話しかけられる際の距離感のみに言及したまでのことだが、こっちは「いらっしゃい」ですら気に入らないと申しておるのですぞ。なんで噛みついてこないのよ?むかっ
 

 これはあくまでも個人の感覚ですので共感を求めているのではないのです。ただ、発信してみたところ、少なからずおなじように感じている人もいるにはいるようで。
 
 それより、ここへ接客業者を敵にまわす(?)ようなことを書いておくから、これでどれくらい批判が殺到するのか見てみたくなった。
 さあ石田氏をボコボコにしたみなさん、お集まりください。どうですか、私のほうが、よりボコりがいがあるでしょう。石田氏だけを炎上させるのはフェアじゃありません。ここで思う存分ボコってください。パンチ!パンチ!パンチ!
 
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コメント全温度チアーさんのコメント⇒自分の場合、とにかく大きな声が生理的に嫌なんです。お店としては、元気なのが好印象だとするところが一般的だと思いますが、あれをされると立ち去りたくなるし購買意欲も喪失します。普通に聞こえる程度の声量でいいと思うのですが・・・。私にとっては、大きい声をかけられるよりは、まだ無愛想にしてくれたほうが有難いです。
 
 どっちかというと「大きい声のほうがいい」という意見のほうが多数派のようですが、「みんながそうではないんですよー」「話しかけられて有難いと思う人もいれば嫌な人もいるんですよー」・・・ってなことを言いたくて、だけど「自分の感覚は間違ってるのだろうか?」という思いのなか、当時はトピックにしてみたんですけどね。
 もちろん店員からすれば客がどのタイプの人かなんてそうそうわかるもんじゃないんだから、客だって過剰に期待かけちゃいけませんよね。
 
 
 話を石田ゆり子に戻します。
 批判側の言い分として「自分の影響力を考えて」というのがあったらしい。アホかと思った。そんなもんで、いちいち影響されるほうがおかしいのじゃ。というか、誰かに影響するからといっていちいち根絶しようとする発想からしてアホアホなのじゃ。
 ではこの手の有名人はそういうやつらのために無難なことしか発信しなさんなとでも? ファンが勝手に抱く幻想を守ってやんなきゃいかんとでも? いやいや、べつに幻想を守ろうとするのだってひとつの在り方だからいいとは思うのだが、SNSなどで発信していこうとする以上、本人がその枠にとどまっていたくないと思ってる可能性が高いことも考えなくては。
 見るほうも見るほうで、政治的思想やシモネタのひとつも言わず、当たり障りのない記事やつぶやきを読んで、それ楽しいか?
 例えばの話、石田ゆり子が極右とか極左に偏った政治論を語ったり、ウンコネタをポンポン言ってテレビとは違う姿を晒してくれたほうが見てて面白いに決まってるじゃんね。SNSじゃないけど、天地真理のように壮大なイメージ崩壊ネタで大いに楽しませてくれた前例もあったでしょ。
 
 
 ――ここまで書いてきて、あることに気づきました。
 私、石田氏のことはCMなどで見かけたことはあるのですが、ドラマや映画へ出演してるのを見た記憶がありません。
 そこで一応、彼女のプロフィールを調べてみました。すると、ある衝撃的な事実を見つけてしまいました。彼女の妹のことです。
 
 
 ピカ こんなおそろしい異名を持つ妹というのは、さぞ怒らせたら怖い人なんだろうな。滝汗
 おまいら、くれぐれも石田姉妹には口の利き方に注意せいよ。グラサン
 
 
 あたいはこれで石田ゆり子と同格になれますかしら?