12月7日、伴大介さんの集い=伴さん会の忘年会がありました。

 繰り返し書きますが、2014年はイベントなどへの参加は回数を制限しておりました。それは現在も続いております。伴さん会へは新年会の二次会へ顔を出しただけで春と夏の回は完全欠席、伴さんとお会いするのも昨年までに比べますと激減いたしました。
 強いて挙げれば秋に科学技術館でおこなわれたスーパーフェスティバル66/へは足を運べたくらいでしょうか。伴さんは前年の伴さん会で再会を果たした水忍キャプター2=四条左近こと林大興さんとのトークショーを繰り広げ、高野浩幸さんは斉藤浩子さんとバロム・1トークをおこなうなど、なかなかツボな顔ぶれが出演されてました。
 スーパーフェスティバルはオモチャの展示や即売がメインのイベントらしいのですが、私と一緒に行きましたKさんはオモチャ目的で参加したものの、初めて見るトークショーにも喜んでおられた様子でした。
 そういえば、その日は伴さん会の常連が多数いたほか、平山満
さん、なべやかんさん、塩野勝美さん、秋廣泰生さんらの姿もお見かけしました。やかんさん以外の方々とは軽くご挨拶したり会話させていただいたりで、なかでも塩野さんにはその後おこなわれる伴さん&伴さん会常連による食事会にも参加していただく話をしたのですが、残念ながらちょっと目を離した隙にはぐれてしまいました。

 ――まぁそんなこともありましたけれども、伴さん会へ最初から参加したのは久々ということになるんですよ。

 


 今回のゲストは上野山功一さん。伝説の特撮ドラマ『イナズマンF』にて、ICPO秘密捜査官=荒井誠として伴さんと共演されていたご縁が現在に至っています。
 上野山さんにつきましては当ブログで何度か書かせていただいております(アメンバー限定記事含む)ので気になる方は過去記事をご覧いただければと思いますが、それらのきっかけとなった伴さん会へのゲスト参加となると2007年以来。じつに7年ぶりでありました。
 普段は福島に住んでらっしゃいますが、いろいろとお世話になってます上野山さんが上京されるわけですからね。私にとっては何があろうと参加しないという選択肢はなかったのです。

 

 
 当日。いつものように水道橋の駅から歩く。途中、私とおなじような常連さんと顔を合わせ「お久しぶりです」「きょう、1年近くぶりなんですよ」・・・てな会話をしつつ会場へ。
 場内にはムトウユージ監督や平山満さんもおられ、相変わらずの常連さんはもちろん、かなり久々に見かける方のほか、以前には見かけなかった新顔もいらっしゃるようでした。
 なかでも前の席に着座した二十代の女性。熱烈な石ノ森ファンで伴さんとは初遭遇なんだそうですが、そのリアクションがいちいち面白い。伴さんが近くを通ったりするだけで目を丸くし、話しかけられたら過呼吸発作寸前(?)かと心配になるようなわかりやすさ。参加者の大半を常連が占めるこの会においては非常に新鮮に映りまして、私はこの方を見てるだけで可笑しさがこみ上げてくる事態に見舞われてしまったものです。 (≧▽≦)


 上野山さんも到着し、伴さんとともに『イナズマンF』を振り返るトーク。まず伴さんは「(イナズマンFを)子どもには見せないように」と笑わせつつも、そのいっぽうで「(テレビの傾向が)特撮からアニメに傾いてるような気がする。でも特撮は必要。目の動きとか・・・実写じゃないと伝わらない表現がある!」と熱弁するのでした。
 その前の席に座るムトウ監督が「ぼくの立場は・・・」とばかり苦笑する様子が面白かったです。
 伴さんのネガティブな発言(?)に対し、上野山さんは「伴さんはああ言うけれどもね(笑)、ぼくはやってよかったと思ってる。だって何十年も経ってるのにみんなが憶えてくれてて、こういう会を作ってくれることって普通の映画とかではまずないんですよ!」と嬉しいお言葉。
 一見して噛み合わないトークのように映るかもしれませんが、この『イナズマンF』というのはそれだけ多角的に語れる作品であるということだと思うのです。カテゴリー的には子ども向け番組の様相をとりながら、じつはR指定。 こんなの、なかなか作ろうと思っても作れやしない。奇跡の番組だったわけですからね。も~う私なんかは大喜びの作品ですから。

必聴! 伊集院光さんがラジオ番組で語る『イナズマンF』

 

 また上野山さんは、このところ映画界の大スターが相次いで鬼籍に入る昨今についてもコメント。「ぼくも81歳になった。このまえ同級生のS(昭和の超大物俳優)がテレビでコメントしてたけど、うまくしゃべれてなかった」と心配されてるご様子。
 たしかにお亡くなりになる方が増えていくのは仕方ないことなのかもしれませんが、そんななか上野山さんは相変わらずカッコいいし話し方も力強い。しかもウィットにとんだしゃべりは健在! そして伴さんも見たところ顔色はよく快調そうです。世間の悲しいお知らせとは違う、幸せな空気がここには在りました。



 
  じつはこの日の午前中、上野山さんから以前いただいていたDVDを観て予習していったのですよ。
 映画『大森林に向って立つ
』。1961年の日活作品。当時の大スターである小林旭さんと浅丘ルリ子さんが主演で、やっぱり小林さんがヤクザな悪者をやっつけて善良な人びとを救い何処へと去ってゆくという、渡り鳥シリーズの流れを汲むような無国籍感満載なアクションものでした。それが'70年代になりますと『快傑ズバット』へと受け継がれてゆくわけですが。
「上野山さん、さっき『大森林~』観てきましたよ」
 そう私が言いましたところ、上野山さんは「あれは1ヵ月も山ごもりして撮影したんだ」と話してくださいました。
 この映画での上野山さんは人を困らせるヤクザではなく困る側のほうで、いかにも気の弱そうなお兄ちゃんという風体でありました(しかも浅丘ルリ子の婚約者)。後に悪役をメインに演じることになるとは誰も思わないような優男ぶりが見ものなんであります(笑)。


 この日、上野山さんは『イナズマンF』での荒井誠、そして『快傑ズバット』の第1話でランカークとして出演していた際に被っていたウエスタンハット(同一のもの)を持参してくださってました。しまった、もっと間近で拝んでおくんだった(汗)。
 ウエスタンハットは普段、上野山さんが福島で経営されてるお店「つぅきゃっと
」に飾ってあるそうですので、お立ち寄りの際にはご覧になれると思います。


 あ。今回は、上野山さんが上京されるときにいつもお手伝いにお越しになる女性(かつて「上野山功一とザ・ハーレム」の一員としても活躍)や、パーティーの席でよくお会いする男性も見かけました。ちなみにザ・ハーレムの方は当ブログをご覧になったことがあるそうです。
 そして今回も上野山さんは、貴重な写真や、ご自身の出演された作品のDVDなど、大量のおみやげを持参。参加者のほぼ全員にプレゼントしてくださいました。ありがとうございます、大事にしたいと思います。



 
 そうそう、前のほうの席に、ここでは見慣れない女性が座っておられた。当初は誰だかわかりませんでしたが、雰囲気のある方でして。
「誰だろ? 女優さん? (゚◇゚=) (=゚◇゚)」
 そんなふうに私らのテーブルではコソコソ話してたんですよ。するとその女性は上野山さんのもとへ行き「憶えてらしゃいますか? 『超神ビビューン
』で明智リサを演ってました林美樹です」
 なんとなんとー、ビビューンのヒロインさんだったのかああああああー! Σ(=°ω°=;ノ)ノ
 現在は夏山美樹という名前でジャズ歌手としてご活躍とのこと。もともと歌手だったのが、女優を経て、また歌手に戻ったのだそうです。この日は『ビビューン』で共演していた上野山さんがお越しというのを聞きつけ、伴さん会にもご参加くださったみたい。「こんどホットパンツ穿いてきましょうか(笑)」なんて仰ってましたよ。
 なお、後ほど私は夏山さんがツイッターのアカウントを持っておられるのを発見したのでフォローしてみたのですが・・・どうやら長らく放置プレイしておられるもようでござった(笑)。


 

 今回はよそのテーブルにもご挨拶に回ってみることにしました。
 まずは『クレヨンしんちゃん』のムトウユージ監督。ムトウさんも今回が久しぶりのご参加らしい。私が伺ったのは、やはりお亡くなりになった納谷六朗さんのこと。
「(組長先生は)大事なキャラだしね」
「今年のバレンタインのときにプレゼントあげたら『グフフ』って笑ってくれた。それを見た周囲の人からは『そういう関係だったの?』と言われた」
 いかにもムトウさんらしい微笑ましいエピソード。話をされるときも、ちょっと寂しそうに微笑むムトウさんでした。この時点で組長先生の後任は決まってないとのことでしたが、まだ新キャストのことは考えたくないというのが本音のようなご様子です。


 次に平山満さん。私が挨拶しますと「ブログされてますよね」とニッコリ。当ブログをのぞいて何かの参考にしてくださることがあるんだそうです。おおおー、恐縮ですぅ! (;^_^A
 こんなエピソードもお話しました。数年前に上野山さんに連れられ、生前の荒木しげるさんのトークショーにご招待いただいた際、楽屋に呼んでいただいたことがありまして。私が上野山さんと、満さんのお父さまである
さんに挟まれて座り、しかも亨さんはニコニコしながらお弁当を食べておられたエピソードを話したら「うはははは!」って笑ってくださいました。
「(父は)食べることだけが楽しみだったからね。よく噛んでなかったでしょ」
 そういえば亨さんは、多忙のあまり早食いの癖がついていたんだとか。
「噛んでなかったのかまでは未確認ですが、これから荒木さんのショーが始まるということで嬉しかったんじゃないですかね」
 なんてことないエピソードかもしれませんけど、こういうところでネタとして話して面白がってもらえるのですから、あのとき私は本当に貴重な体験をしたんだなぁと思います。


 あと、2つ前の記事にありますように、伴さんは事務所を移籍され、ゲキ塾。の塾生さん3名と同じところへ在籍されることになりました。そのことについて伴さんに伺ってみたんですよ。
「でも前の事務所のHPには、まだオレの写真が出てるんだよね(笑)」
 ううむ、前の事務所のHPからは絶賛放置プレイ続行中なのね。
 とにかくショウタさん、伴さんにメッセージお伝えしましたぞ! (^_^)v


 そんなかんじで一次会は無事終了。例によって遅れて来る人(いっつもおんなじ人)もチラホラ。なかにはホントに終了間際になって現れる人もいますから。ああ、モッタイナイモッタイナイ。



 続いての二次会はいつものカラオケ屋さんで。上野山さんはご多忙のため二次会へは不参加でしたが、伴さんはご一緒してくださいました。
 またしても私は伴さんの隣へ。いや、べつにいつも狙ってるわけではないのですが、みんな遠慮してるのか伴さんの隣の席、けっこう空いてること多いんですよね。特等席なのにね。
 伴さんはカラオケで選曲するときはリモコンよりもカラオケ本のほうがいいらしい。適当なページを開いて何を歌おうかと物色しようとするのですが、反対側の隣席と話しながら本を開いたため・・・。
「ば、伴さん」
「なに?」
「あの・・・」
「なんだよぅ」
「本が逆さまです」
 ガクッ! ⌒⌒⌒⌒⌒/(_Д_)\
 ちょっと面白かったんですけど、私しか見てないことでしたので、ここでバラしときます。

伴さんが歌ったのは荒木一郎さんの『空に星があるように



 ――といわけで、笑顔、笑顔の伴さん会2014忘年会は滞りなく終了。翌新年、伴さんと上野山さんからは年賀状が届きました。有難いことです。
 思えば2014年はキカイダーの映画化を筆頭に、キャプターのトークショー、そして年末の伴さん会がイナズマンのコンベンションになったように、この1年で伴さん主演のヒーロー作品にまつわる催しが次々と実現していったことになるんですね。

 ・・・いや待てよ? まだやってないヒーロー作品があるではないか。そうだ、次はイチバン人気のアレを映画化してもらおうではありませんか!
  そうなるとしたら、もうタイトルは決まってますから。

処女監禁REBOOT』です。
 

 

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 この日のもようが収められた画像は、公式サイトの写真館に掲載されています。