既になうやツイッターには書いたことですけど、あらためてまとめてみたいと思います。
このところ往年の映画スターが相次いで鬼籍に入られてますが、私の身近にもそのような報が入ってきております。
ちょいちょいお会いしてた元日活のおっちゃんが亡くなったとのこと。非常に残念。主に昭和40年代の日活映画などを作っていた人だと伺っていた。
ときどき当ブログに登場するトノゲキの館長さんは日活の芸術学院出身なんだそうですが、まだ三十代なのに小林旭さんに似てます。そして、おっちゃんもどことなく小林旭さんに似てます。日活系の人はおんなじような顔つきになるのかなぁ? ただ、おっちゃんの場合は小林旭さんに似ててもカッコよさとは無縁というのがポイントなんですがね。
本当は裏方の仕事をするポジションの人だったそうなんだけど、そこは昭和の映画界。その場に応じてあれもこれもやらされ、俳優に交じって画面に出演することも多々あったのだとか。
私はこのおっちゃんの話を聞くのが好きだった。
「(売れる前の)吉永小百合な、あいつブスだったんだよ。よく『おまえ足、太てぇな』って言ってやってた」
「大辻司郎には殺陣の相手に指名された」
「アキラ(小林旭)に殺陣の指名されたときは、本番では木刀でボコボコにされた(苦笑)」
「田中邦衛はいいヤツだよ」
「中田喜子は、いまでもあんまり変わんねえな」
いま「大辻司郎には・・・」と書きましたが、おっちゃんは『ハレンチ学園』でヒゲゴジラの影武者をやらされることが多く、大辻氏の代わりにバスを運転したりしてたそうだ。
また「布施明と石立鉄男の『S・Hは恋のイニシァル』もやってた」とのこと。私はこのドラマは知らないのですが、おっちゃんが携わった作品は多いのでしょうから、そのなかでこの番組名を挙げることからして特別な想いがあったのかもしれません。まぁ、布施明さんと石立鉄男さんが共演してたことひとつとっても驚きだったりするのですが。
あと、舞台の演出をしたこともあったとも。とにかく、往年の作品の裏エピソードを語れる貴重な人でありました。また、ビッグになる前とはいえ吉永小百合(ヒゲゴジラの本名も"吉永さゆり"というらしいが、たぶんそれじゃないほう)にブス出ししたという点において超貴重な人物でもあったわけです。もう話を聞けないのかと思うと本当に残念で・・・。
ところがです! 別の人からの情報によると、じつはまだ生きてるとのこと。「あの人は死なないよ」だって。なんで死んだことになってたんだろう? とにかくよかった。ただ、もう会える機会がなくなってしまったことには変わらないんだけどね。
しかし、死んだという情報を拡散してしまったために非難を浴びるハメになってしもうた。
「勝手に殺すなー」
「ぼくなんか黙祷したんですよ!」
あるいは、生きてたのを内緒にしといたほうがよかったのかなーとも思いましたけどね。この知り合いの人たちが吉祥寺(おっちゃんが住んでるところ)界隈を歩いてたらバッタリ会って、亡霊でも見てしまったかのようにオタオタすることにでもなれば面白いですから。
いいですよいいですよ、誤報だったからこそ言われることなんですから。ただ、当分は私のニックネームが「ひとごろし」になってしまいそうなのは避けられそうもない・・・。
映画『ハレンチ学園 身体検査の巻』より、児島みゆきが歌う『十兵衛のこんなことってあるかしら』
【追伸】
ところがです!(2回目) ∑(*。*;ノ)ノ
また別のところの情報によると、おっちゃんの密葬をやるから来場してほしいというご家族からの連絡があったという方がいるそうなのです! それも複数名。
もう、どれが本当の情報なんだか・・・。おっちゃん、生きてるの死んでるの?
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