三・七日目

21日目

3度目の審判の日とされる


何を審判されるんでしょうね…


14年間、他の子と何ら変わらず

少しパワーが有り余るやんちゃな14歳

走り回り、駆け抜けて、鮮烈な笑顔で

これからの未来を夢見る14歳の少年なんです




家族で一番小さかったあの子のために

お坊さんがお経を唱えているなんて

いまだにピンとこない

他人事のように思えてしまう


座布団を用意し、

お布施やお茶を用意するの私なんですけどね…

なんで他人事のように思うのかな


みんなの後ろにちょこっと座って

まわりの大人に

大きくなったなぁと声をかけられる姿しか目に浮かばない


だけどあの子は、正面の写真で私にとびきりの笑顔を見せている

私は数珠を持ち、手を合わせる



お経を唱え終わったあと

みんなで思い出話しをして、談笑するんだけど

二・七日よりは思い出話しに加わることができた


決まりきった習わしを

その通りに行ったさきには

何があるんだろう



三・七日を迎えて

今、感じられることは

そうやって区切りを設けて、

仏様のためではなく、残された人にたいして、思いを整理するための儀式なのかなということ


供養されているのは、こちら側なんじゃないか

今日はそんな気がしました