ロールシャッハテストのレポートを書いていた。
十枚のインクをたらした図版を見て、何に見えるか、どう見えるか、のあれ。
勉強のためとは言え、分析を進める対象は
紛れもなく友人そのものの人となりだったり、内的なものを垣間見ることで、
いいのかなぁなんて思いながら数値と睨めっこをしていた。
もちろん、結果として解釈できるものなんてほんの傾向
(外向・内向やら、自我の強さなど)だけれど、
それでもその人を定義してしまうようで、こわい。
なにもわかってないのに、わかったように書いてしまうことが。
それでもってそれを自分の成果として提出しちゃうことがもっと こわい。
きっとわかったようにされることが自分の一番苦手とすることだからなのだけど。
ロールシャッハテスト、昔、精神科で一度受けたことがあるよ。
こんなんで何がわかるんだと思った。
多少、人が怖いみたいですねぇと適当に言われただけ。
そりゃぁこわいよ。
人の偏見や思い込み、分類や格付け、好き嫌いほどこわいものはない。
あの頃も今も、見えてるものなんて変わらないんだろうな…。