無題「どうしてー」と、自分の声がした。 惨めにも、泣いていた。 夢の中では、母親に対して、賞状を見せなければならなかった。 資格や、成績の結果として。 でもそれが難しかったのか、冷たくあしらわれ その対応に、こらえきれずに叫んだ。 目の前が涙で滲んだ瞬間に、目が覚めた。 充分に張りつめていたものが、壊れた気がした。 ぼうっとしながら、寝すぎた身体の痛みを受け入れる。 今日はクリスマスなんだね。 あとでケーキでも、買いに行こうと思う。