今日ジムへ行き室内プールへ行った。


そこでプール仲間の女性がジャクジーにいた。


と、言っても母親ぐらいのおばちゃんだが、ライブにも数回来て頂いたこともある。


年の割に僕らのライブに足を運ぶほどの元気さで、喋り出したら止まらない典型的おばちゃんスタイル。




最近会わないなと思っていた矢先だったので話しかけに行こうと思った。




が、一瞬足が止まった。




ジャクジーから上がろうとする彼女がたどたどしく手すりを使い、壁伝いにゆっくり歩いた。




僕は駆け寄って


「お久しぶりです!」


と、声をかけたが、そこにあの頃の元気はなかった。




どうやら足が相当悪いらしい。


確かにおぼつかない足取りだった。




「どうしたんですか?」


と、聞いても


「いや…」


と答えるだけ。


それ以上は何も喋れなかった。




何かとてつもなく嫌な予感がしてゾクッとした。




おばちゃん!早く足治してあの頃の元気さを取り戻してくれ。




と、心の中で祈った。