2019年11月20日。
当日私一人で診察を受け、宣告されたのが「頸部リンパ嚢胞(ヒグローマ)」という病名でした。
先生が一言。
「非常に重症です。」
詳細を聞こうとしましたが、ご主人と2人で聞かれたほうがいいと思いますと先生は言うばかりで、そのコメントからも赤ちゃんが重症であることは明らかでした。
その時のむくみの大きさ1.5センチ。
どこかで首のむくみは図り間違いであってほしい、もしくは消えてなくなってほしいと思っていましたが、赤ちゃんの頭の大きさにたいしてかなりの厚みがあることがエコーでもわかり、愕然としました。
病院の廊下で、夫に泣きながら連絡しました。
帰りの車は気が動転していたこともあり、事故を起こしそうで怖かったのを覚えてます。
2日後に夫と共に受診しました。
朝早い予約だったので、子供たちの面倒を夫の両親にお願いし出発しました。ご両親共、理由が理由だけになんと声をかけてよいのかわからないという顔をされていました…
病院に着き、夫がいることで少し安心はしているものの、名前が呼ばれるまで落ち着きませんでした。
この日もまずエコーを念入りにして頂いてから、診断結果を聞きました。
先生の説明によると、この病気は二つの面で考えなければいけないということでした。
まずはむくみ(嚢胞)が悪化していくか否かという面。
このまま小さくならず大きくなってしまうと胎児水腫となり胎内で死んでしまう可能性があること。
もう一つの面は、合併症の可能性。
①染色体異常
②心疾患や肺疾患
③その他さまざまな疾患、障害
むくみが小さくなっても上にあげたような可能性があるので、それによる中絶や胎内死亡によって妊娠継続できなくなる可能性があると言われました。
ここで薦められたのが羊水検査です。
ただ、私の場合事前にNIPT(新型出生前診断)を自費で受けており、その結果は陰性だったので①の可能性は排除してよいとのことでした。
NIPTは非確定検査なので少しの不安はありましたが、既に多額(23万!)を費やしている私にとって、羊水検査の追加費用9万円を支払う価値が本当にあるのか、という点は少し疑問がありました。
結局、最後には先生からも「やらなくてよいのでは」という意見をもらいました。。。
その後ほぼ毎週エコーで赤ちゃんの様子を確認してもらいましたが、急激に大きくなってはいないが回復もしない状況が続きました。この時点でむくみの大きさは2センチ。妊娠16wでした。
初めの宣告の時は本当にショックでショックで毎日夜泣いていましたが、大きな病院の先生がヒグローマが改善する可能性も示唆してくださったこと、NIPTの結果が陰性だったこともあって、私の中ではその他の大きな疾患が見つからなくて生きていてさえくれれば、産んであげたいと思っていました。
が、、、、、
夫や実両親の意見は違っていました。。。。。