金曜日のことです。
パパさんは 元上司の お通夜にいきました。
入社以来 とても可愛がってくれた方で
パパさんのサラリーマン人生は
この方なくしては 語れないほどお世話になりました。
まだ まだ 早い死でした。
焼香の順番がまわってきて
遺影に 手を合わせたとたん
手にしていた 数珠が 切れてしまったのです。
誰にも気づかれることなく 焼香を済ませることが出来ましたが
パパさんは 遺影の上司が
「おれは まだ 死んでなんかいないぞ。
手なんか 合わせるなよ。」
と言ったんだと思ったそうです。
とはいえ
数珠が 切れるなんて ・・・ 気になるようでした。
これだけではなく
数日前
パパさんは 金縛りにあったんです。
初めての経験で
夜中に 不思議がっていたのです。
友人に話すと
(悪い因縁を 断ち切ってくれたんだよ)
(さよならっていったんじゃない?)
(いつまでも 悲しむな って 渇いれたんだよ)
(数珠は 土に返した方がいいと思うよ)
(お父さんが 守ってくれたのよ)・・・数珠は父の遺品でした・・・
でも パパさんは 気になってしょうがないようでした。
さんざん考えて 数珠をもって お寺に行きました。
和尚さんに 事の顛末を話すと
切れるなんて よくあることなんですよ と おっしゃったそうです。
そして 数珠は お寺で 供養してもらうことにしたそうです。
パパさん 吹っ切れた顔で 帰ってきました。
人間 強そうにみえても 弱いもの
日頃 無信心な パパさんですが
やはり 心のささえは 必要ですね。