アンニョン!

韓国の美味しい美しい日々のごはん、

「アンニョン食堂」花緒です。

 

 

旧正月や、秋夕などの行事は楽しみです。

 

前日からチヂミを焼いたり準備は必要だけど、

うちの場合は人数も少ないし、

オモニがかなり簡素化してくれたので

 

オモニとおしゃべりしながら

ゆっくりとチヂミを焼き、

当日お供えした料理を美味しくいただき、

さらに残った料理を

あれこれ手を加えて美味しく頂く、

 

楽しみなイベントになっています。

 

 

チヂミは、焼きたての熱々を

頬張るのが一番美味しい!

 

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焼きながら、見た目のよくないのを

どんどん食べて、

時にはビールも飲んじゃって、

焼き終わる頃にはみんなお腹いっぱいに。

 

本番は当日の朝ですが、

その頃には冷めてしまっているし

他にも茹で豚などご馳走があるので、

誰も箸をつけない。

 

 

そして、その冷めたチヂミを

もう一度美味しくする料理が、

このジョン(チヂミ)チゲ。

 

 

(今年の旧正月のジョンチゲ)

 

 

オモニは「ドゥルチギ」といっていますが、

これだと必ずしも

チヂミを煮た料理じゃないみたいで、

 

「ジョンチゲ」と言った方が

通じるようです。

 

 

いつものは、キムチチゲ仕立て。

熟成キムチと、春雨、豆腐、

そして、

茹で豚、

魚や肉、緑豆など

いろんなチヂミを鍋に入れて、

テーブルでグツグツ煮ながら食べる。

 

途中で

スープを足し、

チヂミを足し、

他の具材を足し、

 

煮ながら延々と食べる。

 

キムチチゲ風の鍋の中に

チヂミから出る油のコクや

具材の旨味が溶け出して、

チヂミもグダグダになって、


見た目は悪いけれど、ガツンと美味しくて

箸が止まらない。

 


ほら、サクサクの揚げたてエビ天も

美味しいけれど、

天ぷらうどんの中で

ぶよぶよに崩れたエビ天と汁も

すごく美味しい、そんな感じです。

 

 

今回は、去年漬けた分の熟成キムチが

とうとうなくなったので、

プルコギ風に。






 

美味しい薄切り牛肉を中に仕込んで、

あっさり醤油味のスープで煮込む。

 

これもとても美味しかったので、

家でも作ってみました。

 

残り物チヂミは、焼き直すよりも

大胆にチゲにしてしまう方が

断然美味しくて好きです。

 

毎回行事後のお楽しみ。



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