<女王>とは



虚数プログラムを

編み出す能力をもつものを指す<称号>で



虚数文明を支えるエネルギーは

すべて<女王>たちによる

虚数スクリプトによって供給されていた



人々は<女王>を拠り所として敬い、崇めていた






その文明の中心には

<女王>が存在した







虚数文明は

<メル>の塔を取り囲むようにして築かれていった






人々は


そのメルの施設を利用して

惑星や生命が持つエネルギーを取り出していたのだ



この文明では



様々なエネルギーを<虚数>コードとして変換し



その虚数情報コードを

プログラムすることによってコントロールしていた




人々はまるで呪文のような不思議な力を利用して生活していた






遥か15億年前の地球


地上には銀河を旅する人々が残した遺物・・・

<メル>と呼ばれる巨大な塔が存在していた


その頂上は大気圏を突き抜け

衛星軌道まで到達し

文明を支えるエネルギーを生み出す源として管理されていた






虚数スクリプトをプログラミングするための女王の端末

いわゆるノートパソコンと同じ扱い
自然は方程式で語れる。

自然法則は方程式で記述される。

しかし方程式は、ある意味で、数を突っ込んで別の数を取り出す道具にすぎない。

ゼロと無限大をもてあそぶ微積分は、定数に縛られた初期の方程式を打破した。

あらゆる場合に、あらゆる条件の下に成り立つ法則が、微積分によって結びつけられた。

自然はふつうの方程式では語りきれない。
自然は微分方程式で語るものであり、微積分はそれに必要な道具である。

日常的な方程式は機械ににている。
微分方程式も機械ににているが、この機械に方程式を入れると新たな方程式が出てくる。

問題の条件を記述する方程式を突っ込むと、求める答えを表現する方程式が飛び出す。

一つの微分方程式が無数の方程式法則をすべて支配する。

成り立ったり、成り立たなかったりする方程式法則と違って、微分方程式はいつも成り立つ普遍法則だ。自然の仕組みを垣間見せてくれる。

ニュートンの微積分=流率法は、位置、速度、加速度のような概念を結びつけることで、これを成し遂げた。
かつて人類は、占星術を除けば数学を非実用的なことに使うことはなかった。

その結果、どんなに優れた数学者も現実世界の問題と関係のないことに幾何学の原理を用いることはできなかった。
(自分たちの数学体系を抽象的な論理体系に変えなかったのだ。)

そして哲学に数学を持ち込もうとしなかった。
しかしANUの人類は抽象的なものと哲学的なものを受け入れ、数学を古代での絶頂に導いた。

『虚数』文明の登場である
ASにあらかじめ実装される多重人格を持つAE(人工実存)のこと。自然発生的に個体差があるはずなのになぜかみなフラクタル(精神分裂)気味。
搭載されたAS個体により性格・能力差がある。
インストールされた精神個体に対して忠実ではあるがしもべではない存在としてプロジェクトマネジメントを受注し遂行又はサポートする。
不測の事態でクライアントが死亡(絶対死)・フリーズ(永久仮死)した場合でもPMは独自ステータスとして存在しているためASを墓地に帰還させることができ、クライアントステータスを一定の時間でバックアップ保存しているため過去世回帰(=アンドウ)のスクリプトにより復帰できる。
ただし、AS機体が物理破壊された場合は当然のことながらPMの及ぶ範囲は限定される。ASの背骨部分に常駐している。
性を持っており、女性・男性・中性のいづれかに分類される多重人格を持つ厄介だが頼れる存在。
PMを再インストールするには上級女王に機体の初期化をしてもらわないとならず大変。女王によっては初期化できなかったりするほどハードに根ざした存在。
機体の部品ごと替えることも可能だが、その場合機体のマネジメントステータスは保障されない。