弟がお空に行って一年がすぎました

 

涙は

 

かれることはありません

 

さっき自宅介護中の母を送迎してきて

 

その帰り道に

 

『ふっ』とうかんだことば

 

それは

 

『夢のような時間』

 

 

 

あたしの愛車の助手席にはつねに母がのります

 

家にひとりおいてくることはできないから

 

どこにいくにも

 

もちろん仕事の打ち合わせでも

 

母を助手席にのせているんだけどね

 

こうして

 

ごく稀に母の送迎があって(年に3〜4回)

 

ひとりで運転するときが訪れるとね

 

思い出すの

 

弟をのせた最後の日のことを

 

 

 

あれが弟と二人きりの最後の時間

 

大喧嘩で幕を引きました

 

 

 

後悔はない

 

お互い心の中の気持ちを全部あらいざらい言い合えたから

 

あの大喧嘩がなかったら

 

大人の対応のまま本音をいえずさよならだった

 

 

 

喧嘩はひきずることはなかった・・・・

 

あたしら姉弟の中では

 

 

 

 

 

あたしは自分の意思に反して

 

突然フリーになることになり

 

弟も会社を早期退社して

 

自分の人生やりたいことしたいって

 

一緒に協力しあうことになったのは

 

弟にまだ病気が見つかっていなかった時のこと

 

 

ふたりで夢をみた

 

どんな未来がくるのか

 

わくわくしながら

 

ふたりでいろんな話もしました

 

 

業種は全く違っていたけれど

 

姉弟 力あわせてグループとしてやっていこうと

 

はじめたばかりでした

 

 

すぐに弟が体調を崩して病がみつかり余命が短いことがわかり

 

それでもふたりで見ていた夢をあきらめることなく

 

それまでと何も変わらず見続けました

 

 

弟のほうが未来をいっぱい描いていました

 

そうすることで自分の気持ちを繋いでいたのかもしれない

 

あたしもうすうすわかっていたので

 

叶わないとわかっていても

 

一緒に弟の見ている未来を叶えようと

 

体調も悪く動けなくなりつつある弟にかわり

 

うごきまわりました

 

種を蒔き続けました

 

 

そんな弟は

 

最後の最後まで

 

次の仕事 次のステップと

 

あたしにその見ている未来と気持ちをラインや電話で伝えてきました

 

それはお空にいくわずか1ケ月前まで続いた

 

 

 

刻々と迫るその日

 

あたしは弟に会える機会に恵まれず

 

でも

 

ラインと電話だけでも家族として最後の時間をすごせた

 

 

 

『夢のような時間』

 

 

さっきまさにそうだと気づいたの

 

助手席が空いている時

 

あたしは必ず弟を思い出す

 

そして

思い出すの

 

夢や 未来の話をいっぱいしたこと

 

あれは神様がくれたあたしへの贈り物

 

あの2年間は夢のような時間だった

 

まさか

 

二人で仕事することになるとは

 

誰も想像なんかしていなかった

 

 

 

フリーになったのも

 

神様が用意してくれたの

 

弟がこうなり

 

母が自宅介護になり

 

会社勤めだったら

 

辞めないといけなかった

 

その準備期間も含め


あの時フリーになったんだと思うの

 

 

 

人生って不思議

 

岐路にたつたびに

 

前触れがあったことにきづく

 

このためにって

 

いろんなことが回収されていく

 

 

 

 

夢のような時間

 

 

 

それを夢だけで終わらせず

 

 

 

弟の夢を形にのこせるよう

 

 

 

性根腐っているけれど

人様に迷惑かけない

真っ正直な個人事業主

自宅介護ワンオペ中

まだまだ頑張る所存です!

 

 

ちなみにリフォームしてつけた手すり

介護の必要な母は見向きせず

さわりもせず自力でヨタヨタ歩いています

さすが我が母です!