キャスターのお仕事について、
前回は番組制作もしますよという
お話をしました。

cf. ↓前回の記事はこちら
      番組出演以外の仕事


さらに…
これは
局にもよるみたいですが、


実は、
映像編集もします。

デイリーニュースは、
専門の編集者がつないでくれます。

ただし、
ニュース番組ではなく、
情報番組内の
いちコーナー企画の場合、
編集自体もジブンたちで行います。

映像編集。
全くのド素人でも
問答無用でゼロから実践。

しかも
誰かから
レクチャーしてもらえるでもなく、

わからないときは、
先輩キャスターに聞いて
操作しながら覚えるしかありません。

ノンリニア編集

パソコン上での編集作業は、
孤独なことに
奥まった編集部屋で
もくもくとやるしかないです。

もう一度強調すると
プロではないし、
わからないなか
突き進むしかないので
作業にも相当時間がかかります。

深夜までの作業はざら。

徹夜で作業して、
朝帰って、お風呂入ってから、
着替えて、また出勤する、とか
普通にあります。

ロケに行ったら、
まずはテープ起こし

これは、
編集者に
編集してもらうときも
必ずいる作業です。

ロケから帰ってきたら、
まず、その夜は
この作業が待っています。

モニターを見ながら、
何本目のテープの何分何秒で
どんなシーンがあるのか。

誰が
何と話しているのか。

面倒ですが、
いちいち
文字に書き起こします。

取材テープが多ければ多いほど
大変な作業になります。

が、
ある程度、
事前にどのような映像が必要で
どのようなことを伝えるのかと
構成を想定してから
ロケに行くので、
そこまで不必要要素はないはず。

現場で
プラスα要素あるくらいで。

それから、
テープの取り込み作業。

そして、いよいよ編集。

何度かやれば
コツがつかめます。

だいたい
使いたいパーツを
ざっくり切り取り、
細かい調整はその後。

ある程度できたら、
音調整したり…
BGM加えたり…。

最終的には、
デスク陣に
試写してもらいます。

映像編集デスク、
アナウンスデスク、
記者デスク…。

時には、
エグゼクティブアナウンサーの
チェックが入ることも。

試写してもらい、
微調整をしたり、

或いは、
構成が
ガラリと変わることも。

いろんな人に見てもらい、
ブラッシュアップして
オンエアできる映像が
仕上がります。