ブラチスラヴァ
ウィーンからバスで1時間、スロヴァキアの首都ブラチスラヴァを訪ねました。国際バスですがパスポートの提示は求められなかった。東へ60キロ、高速道路を走っていきます。片道6ユーロ。今なら600円!! 信じられない料金でした。ウィーンの3番地下鉄エルドベルク駅の近くに国際バス・ステーションがあります。ブダペストとかミュンヘンなど、遠距離バスの発着は、やや広い駐車場からのようですが、ブラチスラヴァ行き(帰りも)の停留所は、前の通りのバス停でした。
ブラチスラヴァで降りたのは、ゴミゴミした感じのバス停で、一瞬不安になりましたが、歩いて旧市街へ行くと、町並みの綺麗なのにびっくりしました。何人かに聞きながら市のインフォメーションセンターにたどりつき、そこで貰った観光地図を頼りに、小高い山の上にあるブラチスラヴァ城をめざしてゆるやかな上り坂をのぼります。
たくさんの観光客に混じってお城のまわりを散策し、ドナウ川の豊かな流れを見下ろしながら、市街をカメラにおさめました。
この街は、オペラ歌手、ルチア・ポップとエディタ・グルベローヴァを産んだ街です。グルベローヴァの評伝『うぐいすとバラ』(ニール・リショイ著、音楽之友社)には、共産主義時代のこの街から逃げ出したことで、国家反逆罪のような罪に問われたことが書いてあります。恐ろしげなところかもしれないと身構えて行ったのですが、拍子抜けするほど社交的な快活な街のようでした。
          聖マルチン大聖堂、向こうに見えるのはドナウ川
           中央広場、正面の建物は旧市庁舎、
           右側の建物に日本大使館がある(った)らしい
          王宮から旧市街をのぞむ。
          写真では、目に映った感激が薄まっています
           スロヴァキア国立劇場の前で。
このオペラハウスでもグルベローヴァはトップスターだった。
 
         
         
         
        



