映画「インセプション」と夢 | パパ・パパゲーノ

映画「インセプション」と夢

 レオナルド・ディカプリオが主演した映画『インセプション』は、タイムトリップの手法を、睡眠時の夢に取り入れたものでした。もう街の貸しビデオ屋(貸しDVD屋という言葉はまだ定着していませんね)に出ているようです。


 筋を追いかけていると、途中で混乱する仕掛けになっています。話の展開を主人公側に近づけるために、途中で夢を見直すシーンが何度か出てきます。もどかしい説明ですみません。ストーリー展開はスピード感あふれるものですから、ごらんになってソンということはありません。


 夢を見ている間は、夢で展開する事態は「リアル」そのものです。怖ければドキドキするし、悲しければ涙があふれるし。「インセプション」は、数人の夢を組み合わせてオハナシができていました。新機軸というべきでしょう。


 もう一本『シャッターアイランド』という映画も、ディカプリオが主演でした。こちらは、脳内のリアリティが現実を作り出す、という凝った仕掛けの映画です。観客が置いてきぼりにならないように、ヒントは小出しに出されているようでしたが、私の場合は、あれよあれよという間に、最後まで引っ張られてしまいました。


 仮想と現実をないまぜにした世界をスクリーン上に繰り広げられるのが映画のよいところですが、すべてが成功するとは限りません。ユマ・サーマン主演の『ダイアナの選択』という作品も、同じような仕掛けでした。これはよくできた作品でした。


 寝ていて見た夢を比較的覚えているほうです。ものすごく綺麗な、聞いたことのないメロディーが聞こえたことがあって、目覚めた瞬間、思い出そうとしてスッと消えてしまったのは悔しかった。


 使い方のわからないケータイ電話で知人に電話をかけなければならないのに、どうしようもできなくて、地団太を踏んでいる途中で目が覚めました。今朝のことです。


カメ        カメ        カメ        カメ        カメ