お正月 | パパ・パパゲーノ

お正月

 昨年11月から続いていた仕事がやっと一段落しました。慣れない主題について調べものをしながら原稿にしていく作業は、当たり前ですが、ものすごく時間を食うものです。今年は、分不相応なことはしないよう心がけるつもりです。


 ブログ復帰の小手だめしに、日頃からちょっと気にかかっていることを並べます。


①初期のウォシュレット形式のトイレは、「洗ってほしいお尻」を洗ったのち、ドライヤーの温風で乾かすものが主流だったと思いますが、最近、これの付いていない便器が多いような気がします。拙宅のものにも付属していますが(14年前購入)、私はまったく使っていません。ついでながら、駅のトイレなどで、うるさい音を出すドライヤーに手をかざしておしまい、というおじさんたちが増えたのではありませんか。もったいないような気がして、私は昔流にハンカチを使います。やってみたこともありますが、スッキリしないので、あらためてハンカチを使いました。


②よその会社の知人の直通電話に電話をすると、先に受話器をとった近くの席の人(大抵は若いご婦人)が、「お名前をいただいてもいいですか?」とおっしゃる。耳が遠くなっているので、「お待ちいただいてもいいですか?」と聞き間違えて、「いいですよ」とトンチンカンな答えをしてしまいました。先に名乗らないこちらも悪いのですけれど。これは、英語の May I have your name, please? と同じ表現法だということに気がつきました。昔風に「どちらさまですか、どちらさまでしょうか」と「言っていただいてもいいですか?」


③1400円くらいの買い物に、1万円札を出して、レジでおつりを渡される際、こちらの目の前にまず8000円分の札をかざして、「まず大きいほうから」と言ってから、5、6、7、8、と数えてくださるやり方は、いつから始まったのでしょうか。レジ係の手元を見ているのだから、そっちで勘定してもいいはずです。コインは数えませんしね。病院で年寄りの患者に子ども言葉で話している看護婦さんがいますが、あれと同じ不快感がちょっとあります。


④看護婦と書いて思い出した。言論統制にかかったように「看護師」とみんな言い出したのもおかしい。「看護士」(こちらは一発で変換)、「看護婦」の上位概念が「看護師」のはずでしょう。近頃は昔の映画の字幕でも看護婦が禁句になったように、書き換えが行われます。


 なんだか、年寄りの小言ばかりになりました。


 明日からちょっとだけ温泉に浸かりに行ってきます。お正月さんがようやく僕のところにもやってきた気分です。


晴れ        晴れ        晴れ        晴れ        晴れ