さんはんきかん | パパ・パパゲーノ

さんはんきかん

 身体の平衡感覚を保つ、というか、感じるというか、そういう仕組みが耳の中にあることは知っています。その名前が、「さんはんきかん」であることも。ちょっと目まいがしたと、近くにいる人が言うので、ネットで調べてみました。


 入力したのは「三半器官」です。うろ覚えでこんな文字だったと入れてみました。グーグルでは、この文字のサイトもいくつか出てきますが、アタマに「ひょっとして三半規管?」と表示されてようやく気がつきました。そうだった。


 英語では何と呼ぶのでしょう、と和英辞典を調べたら、three semicircular canals となっていました。「三つの半円状の運河」? いや、このカナルは、解剖用語では「管」のことを指すのだそうです。でも、尿管・輸卵管などは、canal ではなくて、ダクトとかチューブとかになっていました。


 三・半規・管


という語構成なのですね。では、「規」は何か、と言えば、コンパスのことだそうで、「半規」という熟語が、漢和辞典には出ています。意味は「半円」。


 「耳の構造」でググれば(グーグルで検索すれば)、たくさんのサイトが出てきます。図を見ると、たしかに、「半円状の管が三つくっついている」のがわかります。


 あらtめて、耳の図解を眺めると、じつに繊細な構造になっているのですねえ。蝸牛(カタツムリ)とか、槌(ツチ骨)とか、砧(キヌタ骨)とか、面白い名前がついています。


 またひとつ勉強しました。


かたつむり        かたつむり        かたつむり        かたつむり        かたつむり