小布施町 | パパ・パパゲーノ

小布施町

 10日前になりますが、長野県の小布施町 に行ってきました。「おぶせミュージアム中島千波館」という美術館で開かれた「池田学展」を見るのが主たる目的でした。


 池田学画伯のことは以前、このブログ でも触れました。卒業制作から最新作まで12、3点ほどが展示されていました。「予兆」という3×2メートルの大作の迫力が圧倒的でした。


 中島千波という画家は、この小布施の出身だそうで、現在、東京藝術大学教授です。64歳くらい。池田さんは、おそらくこの中島門下だろうと思います。中島記念館という美術館ですから、常設展の絵は中島千波作品がたくさんありました。上品な花の絵が多かった。純然たる日本画のようです。


 長野電鉄「小布施」駅で降りて、徒歩15分ほどのところに、ミュージアムがありました。広々とした敷地に、一部2階建ての平屋の建物。庭に二棟の土蔵があって、祭に使う(使った?)山車が、5台飾ってあります。


 街並みが清潔で落ち着いていることに感動しました。今や地方都市は軒並み、シャッター商店街が多くなっているように伝えられますが、たしかに、私の故郷の街もその傾向が著しいのですが、小布施の街のたたずまいは、いかにも「もの生(な)りがよい」土地柄だと感じさせます。電車から見る光景は、赤いリンゴが鈴なりになっていましたし、名物の栗の実もたくさんありました。街中の歩道は、半分がタイルで、半分が10センチ四方ほどの木材が小口を上にして敷きつめてあります。まことに歩きやすい。町の財政がよほど豊かなのだろうと思いました。



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おぶせミュージアム中島千波館


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街で見かけた赤い実(名前失念)