トレド | パパ・パパゲーノ

トレド


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 マドリッドの南70キロほどのところにトレドの街があります。旧市街全体が世界遺産に指定されているのだそうです。マドリッドのアトーチャ駅から特急で30分くらいかかりました。日帰りで行ってくることができます。


 鉄道のトレド駅からバスで20分ほどで、旧市街の中心ソコドベル広場に着きました。その広場から、2両編成の窓なし遊覧車(ソコトレン)に乗って、1時間ほど、市街を外側から眺めながら一周する観光をしました。


 西洋における街というのは、「城砦」であるということをこんなにはっきり残している場所も珍しい。


 タホ川に囲まれているということですが、その川も水量が多いというものではなくて、あたり一帯がなんだか埃っぽいような感じでした。
 
 この街は、ギリシャ人の画家エル・グレコが気にいって亡くなるまで住んだことで知られます。グレコの家は見物できるようですが、訪ねた当日はあいにく休館日で見られませんでした。


 サント・トメ教会(聖トマス教会ですね)に、「オルガス伯の埋葬」という、エル・グレコの描いた大きな絵がありました。彼の最高傑作といわれる作品です。


 城砦の街の常として、街路はおそろしく狭いものです。夏の日差しを防ぐために、両側の屋根に紐を結んだテント地の蔽いが、路に沿って張られていました。


 ここの街には、リャドロ( Lladro )という有名な陶器のブランドの店が多いように見受けました。この地方から始まったブランドのようです。リャドロそっくりの、他のブランドの陶器(可愛い少女の立像など)も陳列している店がありましたが、リャドロより一桁安い価格のようでした。


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ソコドベル広場:右下は郵便ポスト

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ソコトレン


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グレコの家



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サント・トメ教会

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日よけのテント