バブキン反射 | パパ・パパゲーノ

バブキン反射

 新生児の手のひらに圧力を加えると口を開ける。これを「バブキン反射(Babkin reaction)というのだそうです。下に YouTube からダウンしておきます。

 口と手とが共通の機能体系に属していることを示唆しているのだそうです。

 反射といえば脚気の検査(昔は身体検査で必ずあったような気がします。今はないのかな)で、固いゴムのハンマーで、膝外側を叩くとピクンとするのでした。腱反射と呼ぶのだそうです。

 『ミラーニューロンの発見』(マルコ・イアコボーニ、ハヤカワ新書)で初めて知りました。この本に赤ちゃん指しゃぶりについても、「指を口に入れていつまでもしゃぶっている。そして親でも気づいていないかもしれないが、このとき新生児は手を持っていく前から口を開けている」「赤ん坊が人差し指を伸ばすとき、たいていは同時に口も開いていて、場合によっては声もでる」という記述もあります。手と口とが連動するというのが面白い。観察してみたいけど新生児はそばにいません。

 この本はまだ途中ですが、じつに刺激的です。