千鳥が淵 | パパ・パパゲーノ

千鳥が淵

 昼休みに千鳥が淵の桜を見てきました。事務所から徒歩15分くらいですが、行きは地下鉄でひと駅、帰りは歩いて帰りました。


 千鳥が淵は、靖国神社の、道路を隔てた反対側にあります。「淵」というから、皇居のお堀のことを指すのでしょうね。お堀をはさんで、手前と向こうに、万朶(ばんだ)の桜花です。遊歩道になっているところは260本の木がある、と、入り口の係りの人がハンドマイクで言ってました。「ここから1本ずつ写真を撮ると、260枚になってしまいますよ。先のほうにきれいな花がたくさんありますよ」と、立ち止まってデジカメやケータイをかざす花見客の人たちに、先へ進むよう、うながしていました。皇居側にも、おそらく100本くらいの木があるんじゃないでしょうか。今日から2、3日が見ごろでしょう。


 水があると、桜の花の風情がいっそう増すようです。弘前城のお堀のそばの桜も、一度しか見たことはありませんが、素敵でした。角館の川沿いの桜もきれいなんだそうです。こちらは、まだ見たことがない。


 地下鉄・九段下駅の階段を出ると、正装した若い男女の群れと、その親御さんたちが歩いています。今日は、武道館で明治大学の入学式が行われていたのでした。地方から来た新入生は、この盛大な桜のことを、きっといつまでも覚えていることでしょうね。お堀の土手に菜の花がたくさん咲いていて、その黄色い花のあいだから眺める桜の、うすいピンクがうつくしい。


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