舎人公園
足立区にある、舎人(とねり)公園というのは、東京都の最北端に位置する公園なのだそうです。土曜日、見物に行ってきました。
舎人という地名は昔からのもののようですが、由来は諸説あってはっきりしないらしい。「舎人」という言葉は、歴史の教科書に出てきました。「奈良・平安時代、天皇・皇族・貴族のそばに仕えて雑事を受け持った(下級)役人」のことでした。
日暮里から、都営「日暮里・舎人ライナー」という、1年前に開通したばかりの高架鉄道で「舎人公園駅」まで約20分。320円。この電車は、運転手も車掌もいないのではないかしら。最前部も最後部も座席になっていて、窓から進行する線路が見える仕掛けでした。1区間、2分くらい。万が一のときは、おそらく最寄りの駅から係の人が駆けつけてくるのだろうと思います。複線の内側に通路が通っていましたから。
舎人公園は、ずいぶん広い公園です。桜はまだ満開とは行かなかったけれど、そこそこのお天気で、広い空の下を散歩したので、いい気持ちでした。
一本一本の桜の幹に、金属製のプレート(文庫本サイズの倍くらい)がくくりつけになっていて、そこに、その木をプレゼントした人の名前とメッセージがプリントされていました。「孫たちへ、おじいちゃんから」などと書いてあるのもありました。じつは、知り合いの方がスポンサーになった桜(ソメイヨシノ)が一本そこにあると聞いたので、それを見に出かけたのでした。事務所で教えてもらった場所は合っているのに、番号は違うし、肝心の寄贈者の名前が知人のものではありません。管理センターの方がやってきて、ご親切に探索もしてくださったのですが、ついに見つけられずに帰ってきました。
今朝、Eメールで、木が見つかったというご報告とともに、今しがた撮ったばかりの写真が送られてきました。ありがたいことです。通し番号と寄贈年度との関係が混乱していたようです。
ワシントンのポトマック河畔から里帰りした桜(の苗木が成長した)「レーガン桜」というのも見てきました。鈴木前都知事が命名したのだと解説がありました。「ナンシー桜」でもよかったね。
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